食べ合わせ次第で発がん性が上がる!? 体に良くない組み合わせを知ろう
YOLO 編集部
- 2024年02月21日
健康のため、疲労回復のため、美肌のため、艶のある髪の毛のため、日々の食事で栄養価を気にかけている人なら、「食べ合わせ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
古くから伝えられる「ウナギと梅干」「スイカと天ぷら」などの合食禁とは違って、ここでいう「食べ合わせ」とは、栄養を無駄なく吸収するための食材の組み合わせのこと。
例えば、豚肉に多く含まれているビタミンB1は、玉ネギと一緒に食べると、ビタミンB1の吸収率を上げることができます。しかしその逆で、せっかく食物が持っている栄養素を捨ててしまいかねない食べ合わせもあります。そこで、やりがちな食べ合わせのNG例と、その解消法をご紹介しましょう。
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お味噌汁の具に「ワカメとネギ」は避ける
お味噌汁の定番である、ワカメとネギの組み合わせは、栄養吸収の面ではNG。ワカメに含まれる豊富なカルシウムの吸収を、ネギが持つ「硫化アリル」が邪魔をしてしまうから。
ワカメのカルシウムをしっかり吸収するには、たんぱく質が豊富な豆腐がベスト。具の組みわせを変えるだけで、栄養の吸収率はグンとアップします!
吸収阻止だけでなく発がん性物質まで生成
ソテーやスープなど、相性抜群のホウレン草とベーコン。しかし、栄養吸収の面で最悪なだけでなく、発がん性物質を生成してしまうことも…。
ベーコンに添加物として含まれているリン酸塩は、ホウレン草の鉄分とカルシウムの吸収を妨げます。さらに、ベーコンの発色剤に使われている亜硝酸ナトリウムと、ホウレン草の硝酸は、体内で亜硝酸に変化し、「ニトロソアミン」という発がん性物質を作り出します。
だけど、ホウレン草とベーコンのソテーはおいしい…。そんな時は、ビタミンCを補うことで抑制できるので、レモンをかけてみて。
腸が元気になりすぎてしまう「コーンと牛乳」
コーンと牛乳は、子どもも大好きな食べ物ですね。しかし、一緒に食べることで、お腹を壊しやすくなるんです…。トウモロコシに多く含まれる「不溶性食物繊維」は、膨らみながら、腸に残った便を一緒に排出する働きを持ち、牛乳は腸の内容物を軟らかくする「乳糖」を含むから。
これらは、どちらも腸の動きを活性化する作用が強いんです。そこで、とろみのあるコーンポタージュにすれば、胃腸への負担が軽減。お腹を壊す危険性を回避できます。
工夫次第で栄養満点の食事に
栄養価をしっかり吸収する食べ合わせを知っておけば、食べる量が少なくても、健康的な体作りができます。例えばダイエットの時や、消化吸収力が低下してくる年齢になった時、限られた量でも大切な栄養素を効率的にとることが可能。さっそく、体にとってお得な食べ方を実践してみましょう!
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出典:『栄養を捨てない食べ方』、監修:管理栄養士・麻生れいみ
ライター:夏井美波
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