春に訪れるなんとなく不調…それ呼吸法で軽減できるかも!!
YOLO 編集部
- 2024年03月11日
正しい呼吸法で自律神経のバランスを整える
病院に行くほどではないけれど、なんとなくいつも体の調子が悪い…。そんな不調の原因の一つとして考えられるのが、自律神経の乱れです。
自律神経は、体を覚醒させて活動的にする「交感神経」と、体をリラックスさせて休息させる「副交感神経」の2種類の神経から成り、それぞれがバランスをとり合うことで健康が保たれています。
“呼吸が速くなる”“血圧が上がる”など興奮状態となった時働くのが「交感神経」、“呼吸が遅くなる”“血圧が下がる”など、体がリラックスする際に働くのが「副交感神経」です。
日常生活においてストレスがかかり続けると、二つの神経のバランスが乱れてしまい、その状態が続くと体にはさまざまな不調が現れてきます。
呼吸と自律神経には深い関係があり、腹筋を使った深い呼吸=腹式呼吸には「副交感神経」、胸で浅く呼吸する=胸式呼吸には「交感神経」を優位にする働きがあるといわれています。
たとえば、強いストレスを感じたり、興奮して交感神経が優位になると、「ハアハア」と、無意識のうちに呼吸が浅くなります。そんな時は、ちょっと心を落ち着けて2~3回ほど深呼吸(腹式呼吸)をしてみましょう。すると、自然と神経の高ぶりが抑えられ、イライラも収まるはずです。
お腹の動きと呼吸を連動させる
正しく腹式呼吸を行うポイントは、「お腹の動きを意識する」ことです。
1.お腹を膨らませながら鼻から息をゆっくり、深く吸っていきます。
2.お腹が膨らみきったら、口と鼻からゆっくりとお腹を凹ませながら息を吐きます。ここでしっかり息を吐ききることが重要です。息を吐ききらないと、息を深く吸うことができなくなるからです。
具体的には、息を吸うのが5秒なら、吐くのは10秒、というように息を吸い込む時間に対して、吐く時間は2倍かけてゆっくりと呼吸をします。
簡単な方法ですが、この呼吸法をするだけでも自律神経の整え効果は抜群です。一日何度でもOK。「気づいたら深呼吸」の習慣をつけるだけで、体がスッキリするはずですよ。
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出典:『不調を治す50の習慣』
著者:桜井智野風(桐蔭横浜大学大学院スポーツ科学研究科 教授・博士[運動生理学])
ライター:楠田圭子
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