美肌へ直結するコラーゲンの生成に必要な栄養素って?摂り方のコツは??
YOLO 編集部
- 2024年06月17日
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コラーゲンの正体は、タンパク質
美肌にはコラーゲンでしょ!というわけで、数年前にはコラーゲンのかたまりをドサッと入れる〝コラーゲン鍋〟が大流行しました。翌朝はお肌がぷるぷるになる~と、大喜びする女性が多発。
でも、実は、美肌のためにコラーゲンを摂る必要はないんです!?
もちろん、コラーゲンがダメというわけではありません。コラーゲンは、肌に限らず骨や血液を構成する成分。肌に関して言えば、皮膚組織の下で肌のハリを支えるように存在するタンパク質の塊です。
ほら!やっぱりコラーゲンを摂れば、肌のハリがよくなるんだ、と思われるかもしれませんが、コラーゲンを摂ったからといって、体内のコラーゲンが補われるとは限らないのです。
そもそも、コラーゲンとはタンパク質の一種で、アミノ酸がたくさん集まってできたもの。体内に取り入れると、アミノ酸にまで分解され、吸収されます。つまり、体内に吸収されたコラーゲンはすでにコラーゲンではなく、アミノ酸なのです。
肌を支えるコラーゲンはどうやって作られるの?
体内に取り込まれたアミノ酸は、ビタミンB群、亜鉛、マグネシウム、ビタミンCといった栄養素の力を借りて、再びタンパク質へと作り替えられます。そして、筋肉、肌、髪、内臓など、カラダの組織へと姿を変えていきます。その一つがコラーゲンというわけです。
つまり、アミノ酸とビタミンB群、亜鉛、マグネシウム、ビタミンCがしっかりとそろって初めて、コラーゲンも十分に作られるのです。
アミノ酸を十分に摂るということは、タンパク質をしっかり摂るということ。コラーゲンである必要はなく、それよりも肉や魚介、大豆食品、乳製品、卵などをバランスよく摂ったほうが効果的。そのほうがアミノ酸をバランスよく摂ることができ、体内でのタンパク質合成も効率よく進められます。
十分なタンパク質+αが大切!
体内でのコラーゲン作りに必要な、四つの栄養素を含む食材をチェックしてみましょう。
1.ビタミンB群
サバ、サンマ、マグロ、カツオ、ツナ、ニンニク、牛肉、レバー、ニンニク、枝豆、青菜、ブロッコリー、納豆、バナナ、アボカド、イチゴなど
2.ビタミンC
赤ピーマン、柑橘類、キウイフルーツ、ゴーヤ、豆苗、キャベツなど
3.マグネシウム
大豆食品、海藻、ごま、ナッツ(アーモンド、カシューナッツ)、アサリ、サバ缶など
4.亜鉛
牡蠣、レバー、牛肉、卵黄、カニ缶、サバ缶など
オススメ食材を見て、お気づきの人もいるでしょう。なんと、今話題のサバ缶は、ビタミンC以外の栄養素をすべて含んでいる、美肌作りの優秀食材なのです。
↓というわけで、サバ缶を使った美肌レシピはこちら!
サバ缶と豆苗のキムチチゲ
【材料】(1~2人分)
サバ水煮缶…1缶(約180g)
長ネギ…1/2本
酒…大さじ1
キムチ…80g
豆苗…1/2パック
めんつゆ…大さじ2と1/2
ごま油…小さじ2
【作り方】
1:長ネギは斜め切りにする。
2:小鍋に水300mlを加えて中火にかけ、沸騰してきたら酒、長ネギを加えて煮る。火が通ったらめんつゆ、サバ缶(汁ごと)を加えてひと煮立ちさせ、キムチ、豆苗を加えてサッと煮て、ごま油をかける。
今回は、サバ水煮缶を使いましたが、味噌煮でもOK。コラーゲンの合成に欠かせないビタミンCは、豆苗とキムチでしっかり補えます。ビタミンCは加熱によって壊れやすいので、豆苗とキムチを加えたら、サッと加熱する程度にしましょう。お好みで、と豆腐を加えるのもオススメです。
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撮影:藤村のぞみ
ライター:藤岡操/栄養士、編集者、フードコーディネーター。雑誌、書籍、広告で、ダイエット、健康関係の企画、レシピ開発をするの他、暮らしにまつわる企画を担当。さいたま市浦和在住。
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