不調を未然に防ぐ「内臓揉み」を習慣にしよう!
YOLO 編集部
- 2024年07月09日
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内臓をもみほぐす
「内臓を押す」というと、少し抵抗があるかもしれませんが、ダイレクトにコリをほぐすことのできる効果は、とても大きいのです。揉みほぐしで内臓を徹底的にケア。本来の動きを取り戻すことができれば、内側から美しくなれます!
その方法は?指を立てて押圧していきます。指の腹全体を使ったソフトな押し方はNG。内臓は腹筋よりもさらに奥にあるので、指を寝かせて優しく押すだけでは届きません。指を立てて、まっすぐに押し込みましょう。痛みを感じるくらいまで、しっかり押して大丈夫。
痛いところや硬いところは、内臓の機能が落ちている可能性があるので、痛みや硬さが和らいでくるまで、何度も押します。緊張すると腹筋が硬くなって、奥まで指が入らないので、リラックスを心がけて。横になった状態で行ってもOKです。
お腹や下半身をスッキリ!
ケアしたいのは、以下の4つの臓器。内臓の位置を確認しながら、じんわりと揉みほぐして。ゆっくりと呼吸を繰り返しながら、一つひとつを丁寧に、いたわってあげてください。
【肝臓】
アルコールの分解だけでなく、小腸で吸収した栄養分を貯蔵、分解、合成して体に必要な栄養分を送り出す、とても大切な役割を担っています。肝臓には500以上の働きがあり、一番大きくて重い臓器。体右側の肋骨下にあります。
【胃】
食べた物を一時的に貯蔵し、胃液で消化しながら、ぜん動運動によって、少しずつ腸へと送っています。胃液には、食物の細菌などを殺菌する働きがあり、分泌量はストレスの影響を受けやすいです。体の左側に大きくせり出すように位置しています。
【小腸】
胃から入ってきた食べ物の栄養分を吸収するのが、小腸の役割。炎症によって腸壁に穴が開くと、細菌や未消化の食べ物まで吸収してしまうことも。伸ばすと約6mもの長さがありますが、通常は、約3mに縮んだ状態で下腹部に収まっています。
【大腸】
小腸から入ってきた、ドロドロの食べ物から水分を吸収して固形化していきます。吸収する水分が増えたり、ぜん動運動が低下すると、便秘を招きます。自律神経の影響を受けやすいので、自律神経の乱れによっても、大腸の動きが変化し、便秘や下痢になります。
内臓の揉みほぐし、いつでも気づいた時に行って、柔らかい内臓を目指しましょう。それが健康の証拠です。
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ライター:幸雅子
出典:『YOLO.style』vol.1/「美しいお腹、しなやかな身体を作る 縦ライン宣言」
監修:島脇伴行(アメリカスポーツ医学会認定エクササイズフィジオロジスト(運動生理学士)。日本抗加齢医学会会員。ボディディレクターエクササイズスタジオ主宰。)
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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。