汗、上手にかけてる？？熱中症にかかりにくいカラダを作ろう！

汗をかける人は熱中症になりにくい！

人間が汗をかく理由は、体温が上がり過ぎて、体に熱がこもるのを防ぐから。外気温が高くなると、体温を下げるため、体内の水分が汗として排出されます。そして、汗は蒸発するときに気化熱を発生させて体から熱を奪っています。その結果、体温が下がるしくみになっています。この体温調節機能が正常にはたらくことで、人間は体調を維持することができているのです。

でも、真夏にエアコンがガンガンきいた部屋で過ごし続けると、外気温の変化に体が対応しきれなくなって体温調節機能が低下し、汗をかけない体になってしまうのです。汗のかけない体になってしまうと、ランニングやトレーニング中でも体温を適切に調整ができなくなり、熱中症に陥るリスクが高くなってしまいます。

室温だけではなく、湿度もチェックしよう

長らく、体のためには風通しをよくしてエアコンなしで過ごすのがいいといわれてきましたが、ここ数年の異常な暑さのなかではエアコンなしで過ごすと体温の異常上昇を招くため危険です。

体温調節機能を正常な状態に維持するためには、高温多湿を避けることです。そのため、室温は26～28℃に、湿度は50～60％にキープしましょう。湿度が高いときは、冷房ではなくドライ設定にしてみましょう。室温がいくら低くても湿度が高いと汗が蒸発せず体温が下がりにくくなるため、湿度をチェックすることも熱中症を防ぐうえでは重要というこはお忘れなく！

ちなみに、汗がヒフの上に残ったままだと汗の体温低下機能は半減してしまいます。汗をダラダラかいたままはNG。ただし、汗は蒸発するときに体から熱を奪い体温を下げてくれるので、拭きすぎもNGです。汗は軽く拭き取るようにしましょう。