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幸せは腸で作られる!? 「第2の脳」と呼ばれる腸の基礎知識

最近、よく見かける言葉「腸内フローラ」ってありますよね? これって、腸の中にたくさんいる細菌達が集まっているお花畑みたいなもの。

ただ、細菌って聞くと「大丈夫?」ってちょっと怖くなってしまいませんか? でも、腸内細菌って生きていく上で相当大切なものです。そこで、今回は今さら聞きにくい?腸についての基礎知識、まとめてみました。

腸は内臓の司令塔をしています

そもそも腸は、一番大きな臓器です。個人差はありますが、長さは6〜7mと言われていて、日本人は世界でも長いほうだとも。

体の中で最初にできるのも腸。進化の過程では肝臓やすい臓、肺などは腸からできたとも言うし、脳からの指示がなくても内臓を働かせることができ、たとえ脳が死んでしまっても、体を維持するために腸はギリギリまで動いています。腸は内臓の司令塔なんです。

しかも、脳は鈍感だったり嘘をついたりするので、腸が先回りして反応しています。だからストレスがかかると、脳で自覚する前に胃腸がおかしくなるわけです。

体の中で最後に活動を終えるのも腸。亡くなった時間は腸内温度で調べたりするほどです。そして、そういうことの諸々から、腸は「第2の脳」と言われ、実際にそれだけの働きをしているのです。

腸は「幸せ」を作っています

腸がしている大きなこととして、1:幸せを感じさせるセロトニンを作る、2:健康を支える免疫機能を整える、の2つがあります。

1:セロトニンを作る

不安や怒りなどを感じた時に放出されると、そうしたネガティブな思いを抑える上、普段からセロトニンが適切に出ていると幸せな気分を保てるということから「ハッピーホルモン」とまで言われるセロトニン。腸は、このセロトニン製造機です。脳内物質とも言われていますが、実は腸で90%が生み出されています。だから、ストレスなどで腸の働きが落ちると、セロトニンの分泌が減って、心もパッとしなくなっていくわけ。

腸のことだけに落ち込みそうになった時の回復策は、食べること。温かくて美味しいものを食べると、腸が働き出して、セロトニンを適切に分泌。食べると心が落ち着いてくるのはそのためです。特に、トリプトファンを摂るとセロトニンを増やせるとか。乳製品、大豆製品、カツオやマグロ、ナッツ類、バナナ、卵などに含まれています。

2:免疫機能を支える

人間の体が持つ免疫細胞の70%以上が腸にあるんです。それが、冒頭に出てきた腸内細菌によるもの。

腸内細菌は600〜1000兆個もあると言われていて、それぞれが協奏曲を奏でるようにバランスよく関係し、体を支え守っているのです。

だから、腸が不調になると腸内細菌のお花畑、腸内フローラも壊れてしまい、体のあちこちに問題発生、となるわけ。下痢なんかをすると腸内細菌がごそっとなくなるし、抗菌のしすぎも問題。

腸内細菌は食事から得るものなので、バランスの良い食事で、いろいろな細菌を育てているほうが心も体も健康というのが、今は世界の常識になっています。

腸から心身を整えることができるということは、下痢なんかしてしまった時は逆にチャンス。ここから質の良いものをバランスよく食べるようにしていくと、腸内フローラの細菌達もさまざまな種類が増え、健康をつかさどってくれます。

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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