小麦を避けている人に朗報!「古代小麦」について知ろう!
YOLO 編集部
- 2024年09月30日
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グルテンフリーの人でも大丈夫!な小麦があった
糖質制限の流行で注目されている、グルテンフリーダイエット。すっかり悪者になってしまった小麦を避けて、パンやパスタを我慢している人も多いのでは?
東洋医学やマクロビオティックの考え方からすると、小麦粉は体を冷やしたりエネルギーを滞らせたりするため、避けるべき食品とされています。これらを取らない生活は体に優しいとわかっていても、パンやパスタを完全に断つのは寂しいもの。かといって、代替品として挙げられる米粉や大豆粉の食品は、やっぱりちょっと違う…。
そんな、小麦粉LOVERの女子達にうれしいものを発見!それが「古代小麦」です。
グルテンが40分の1!「古代小麦」って?
お米に「古代米」が存在するように、小麦にも「古代小麦」というものが存在します。商品名で言うと「スベルト小麦」などの名前で販売されているものがそう。
「古代小麦」は、数千年前から存在している小麦の原種。ポイントは、小麦よりも栄養価が豊富だということ。必須アミノ酸をはじめ、多価不飽和脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどがたっぷり。血糖値の上昇が緩やかで消化しやすいので、小さな子どもも高齢者も負担なく食べることができます。しかも、小麦アレルギーを発症しにくいという特徴もあり、最近注目を集めているのです。
品種改良のメリットとデメリット
実は、現在流通しているデュアル小麦やパン小麦と呼ばれているものは、交配を行い、放射線照射などで品種改良を重ねてできた、言わば“人工小麦”。「古代小麦」は収穫率が低く、硬い皮殻に包まれていて生産効率が悪かったため、品種改良が行われ、風味も豊かで安定した供給ができる、現在の小麦が主流になったのです。
そうなると、気になるのが現在主流の小麦の中身。実は、品種改良によってタンパク質も変質していて、グルテンの含有量は、この数十年で約40倍にも増えたという恐ろしい研究結果があるんです!
つまり、「古代小麦」は現在主流の小麦の40分の1のグルテン量。そのため、グルテンのアレルギーで、普通の小麦はNGな人でも、古代小麦ならOKという場合があるそう。これが、古代小麦はアレルギーが起きにくいとされるゆえんなのです。
我慢せず小麦も中身を選ぶ
気になるお味は?「古代小麦」はナッツのような独特の深い風味で、欧米では健康はもとより、その味で古代小麦を選ぶ人も多くいます。
グルテンフリー食が人気ではありますが、実はグルテンそのものが悪者というわけではなく、栽培法や輸出時の防腐剤などの生産過程や、砂糖や添加物を使った加工などに見えない問題があるのかもしれません。
大切なのは、「小麦はどれも同じではない」という意識を持っておくこと。賢く、おいしく小麦粉を選んで楽しみたいものですね。
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ライター:佐倉ひかる
出展:『ヨガと食事』
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