デスクワーカーは特に注意!手首や指先の疲労を放置してはいけないワケ
YOLO 編集部
- 2024年10月03日
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「ちょっと痛い」「ちょっとしびれる」を放っておくと…
前腕屈筋群は、手のひら側の指先から肘にかけて位置する筋肉の集合体です。それぞれの指先まで伸びている筋肉で、物を持ったり、物を握ったりするときに使われる筋肉です。この筋肉群が硬くなると、手首痛が発生し、悪化すると腱鞘炎が発症することも…。テニス肘やゴルフ肘なども、前腕屈筋群の硬さが原因になります。
前腕部は、ぎっくり腰のように、突然まったく動くことができないほどの痛みに襲われるような急性の症状が発生することはめったにありません。はじめは、「親指を動かすとなんとなく手首に痛みを感じる」「小指になんとなくしびれる」といった“なんとなく”の症状が長く続くため、ケアを怠りがちです。そして、次第に腕の曲げ伸ばしがしにくくなる、痛みが徐々に強くなるなど、症状が顕著になってきます。
重い荷物を肩にかけて歩くことが多い人、デスクに腕を置く姿勢や肘を曲げている時間が長い人、キーボードを打つ時間が長い人などは、前腕屈筋群に疲労がたまりやすいのでとくに注意が必要です。
悪化を防ぐ最善策は、縮んで硬くなった前腕屈筋群を伸ばして血流を促して、筋肉内にたまった疲労物質をすみやかに取り除きましょう。ここでご紹介するストレッチはとっても簡単。椅子の上でも、床に座ってもできるストレッチなので、1時間に1回くらいの頻度で行うのがおすすめです。
手首を伸ばす前腕屈筋群のストレッチ1
20~30秒×1~3セット
椅子に座り、脚を広めに開く。開いた脚の間に両手の手首が体と反対側を向くように椅子の座面に置く。そして体重をかけて伸ばしていく。このとき、手は指だけを引っ掛けるようにして置くのがポイント。
手首を伸ばす前腕屈筋群のストレッチ2
左右各20~30秒×1~3セット
手のひらが前を向くようにして、どちらかの腕を伸ばす。反対側の手で、伸ばした腕の指先を下に向けるようにして手首を伸ばしていく。このとき、肘は曲げないように。
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出典:『ストレッチ100の基本 増補版』(監修:横山格郎・星川精豪)
ライター:楠田圭子
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