お家で使ってる塩の種類、すぐ言える??見た目は一緒でも成分が全然違う塩の不思議!
YOLO 編集部
- 2024年11月05日
毎日の調味料としてはもちろん、私達の体に欠かせない塩分。YOLO女子は、筋トレやヨガなどでかいた汗で、体内の塩分(ナトリウム)を失われてしまう機会も多いですが、良質な塩分を補えていますか?実は、塩は種類も値段もピンキリ。見た目は同じでも大きな違いが潜んでいるのです。
そこでオススメなのが「海水塩」。塩の違いからオススメの理由まで、あなたの知らない塩の豆知識をお届けします!
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知っておきたい塩の基礎知識
塩は原材料によって三つに分けられます。
一つは「海水塩」で、その名の通り海水からできる塩。島国である日本では、塩=海水からできている、と思っている方も多いと思いますが、世界に目を向けると、海水塩は全世界の生産量は約3割と、意外に少ないのです。
反対に一番市場に多い塩は、鉱山などから採取される岩塩。アメリカや欧米諸国、中国、パキスタンなどで採取され、世界の生産量の約6割を占めています。
そして三つ目は、ボリビアのウユニ塩湖で有名な湖塩。
同じ塩とはいえ、取れる場所も、その成り立ちも、大きく違っているのです。日本という島国に生まれ、海という素晴らしい資源に恵まれている国に生きて私達は、その土地の恵みである「海水塩」を選びたいものです。
見た目は同じでも、大きく違う栄養価!
塩は産地だけでなく精製の方法によっても、その成分(栄養価)に違いが出てきます。スーパーなどで、1kg数百円で販売されている安価な「精製塩」は、工業的に電解処理をして「塩化ナトリウム」の成分だけを取り出したもの。塩の味はするものの、塩化ナトリウム以外の栄養はほとんど含まれていないため、バランスがいい食品とは言い難いところ。
海水塩は、海水を天日干しにより乾燥、または煮詰めて作った塩のため、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルがバランスよく含まれています。これは岩塩や湖塩よりもずっと多いのです。味も塩っ辛いだけでなく、ほのかな甘みや柔らかいさを感じるはず。
同じ塩といっても、栄養価はさまざま。汗をかくことが好きな方は特に、失われた塩分を栄養価の高い塩で補いたいですよね。
良質な海水塩で天然の恵みを取り入れよう
日本にもいくつか海水塩の産地がありますが、その産地によって栄養価も味も違いがあります。例えば、沖縄で有名な「石垣の塩」であれば、サンゴ礁が生息するミネラル分の高い海水を、サンゴ礁がいちばん生息する水深(=栄養価が高い)から採取しているのが特徴だとか。栄養価の高い海の恵みをそのままに体内に取り込めるなんて、体が喜ぶこと間違いなしですね。
海水と人体の化学組成が似ているというのは、よく聞く話。汗が塩っぽいのも、私達の体内に塩分を含んだ水分が流れている証拠。戦時中は、点滴薬が不足した時、緊急的に薄めた海水を使っていたというエピソードもあるそうです。そのくらい塩は私達の体に必要不可欠であり、大切なものなんです。
見た目は同じでも栄養価が違う塩。次に塩を買う時は、パッケージの裏面を見て、「塩化ナトリウム」ではない天然の塩をぜひ手に取ってみてくださいね。
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ライター:伊藤香奈
鎌倉在住。海・ヨガ・SUPを愛するフリーランサー。セミナー講師/OL/SUP&ヨガインストラクター/ライターのパラレルキャリアを実践中。
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