あの食材でお口のニオイを解消!口内&腸内環境を整えていつでもスッキリなワタシへ♪
YOLO 編集部
- 2024年11月11日
すっぱいアレで口の中をスッキリお掃除
歯周病といわれると中高年の問題と思いがちですよね。でも、30代でも3人に2人は歯周病に罹患しているといわれているのです。だから、若いからといって、油断は禁物。歯周病は初期には自覚症状があまりないため、知らず知らずのうちに進行し、気づいたときには、症状がかなり悪化してしまっているということが多いので注意が必要です。
歯周病の症状として特に気になるのが、口臭です。歯周病に罹患すると、徐々に歯茎がやせて歯の間にすき間ができてしまいます。その間にたまった食べカス(タンパク質)がもとで歯周病菌などの細菌が繁殖し、歯肉炎などを引き起こすとともに口臭も発生します。
口臭は内臓疾患によっても引き起こされますが、約9割は口内の問題が原因といわれています。歯周病が進行すると口臭ケア用品を使っても消せないほどに…。
その悩ましい口臭を防ぐのに有効なのが、梅干しや柑橘類です。梅干しや柑橘類に多く含まれるクエン酸はタンパク質を分解する作用があるからです。さらに、酸味によって分泌される唾液が口の中を浄化してくれることも口臭を防ぎ、緩和できる理由です。
ちなみに、加齢やストレス、生活習慣などにより、唾液の分泌が減少することも口臭の原因となることがわかっています。
口臭の原因は、口の中だけでなく全身にあります。腸内環境の悪化により悪臭成分をもつガスが発生し、肺まで運ばれて口臭のもとになるので、食物繊維が豊富な食品や、乳酸菌を含む発酵食品を摂って腸内の善玉菌を活性化し、悪玉菌の増加を抑えることも大切です。
梅干しの食べ方のポイント
6~8月に収穫される梅は、クエン酸とポリフェノールが豊富に含まれ、疲労回復や抗酸化作用などの健康効果に加え、口臭を抑制する働きがあります。梅干しは、青梅を塩漬けにした後に天日に干して作られます。保存性が高く、防腐作用があるため、長期保管をしても安心。
そのため、梅漬けよりも梅干しがおすすめです。ただし、問題は塩分量。1日の食塩摂取目標が10gであるのに対し、1個分(10g)におよそ2gの食塩が含まれているため量は控えめにしましょう。
■甘味料などの添加物不使用のものを選ぶ。
■種を除き包丁で刻んでたたき梅にして、タレや和えものに使用する。
■炊飯前に1粒の梅をのせて炊く。ご飯の傷み防止にも。
■開封後は、酸に弱い容器を避け、密閉して冷蔵保存する。
梅干しや柑橘類を食べることも大切ですが、歯磨きをしっかり行う、定期的に歯医者さんに行って、メンテナンスを行うことも必要です。口臭が気になる人は、一度歯医者さんにチェックしてもらうことをおすすめします。
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出典:『老けない食事術 改訂版』
監修:中村美穂(管理栄養士・フードコーディネーター)
ライター:楠田圭子
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