「もう心が重たすぎる」って時 自分を取り戻す方法、持ってますか?
YOLO 編集部
- 2017年02月03日
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シロクマのことを覚えておかないで!
毎日忙しすぎたり、彼とうまくいっていない時とか、上司の言うことに無性に腹が立った時なんか、心が煮詰まっちゃいますよね。ドーンと落ち込んでしまうと、どう抜け出していいのかわからなくなりますよね。それを考えないようにしようと思っても、すればするほど考えちゃったり…。
それを、心理学ではシロクマ効果って言います。
シロクマ効果とは?
3つのグループに分けてシロクマの映像を見せる実験が行われました。
3つとは、
1:シロクマのことを覚えないでください
2:シロクマのことを覚えてください
3:何も課題を与えない
と分かれていました。このうち、シロクマのことを覚えていた人が一番多かったのが1の「覚えておくな」と言われたグループだったことから、こういう風に言われています。
これは、覚えないようにしようと努力することが、かえって意識させてしまい、覚えてしまうことになったという実験です。こういうことってよくありますよね。人はダメって言われるほど気になってしまうんです。
シロクマに慣れちゃえば気にならない
これを回避する簡単な方法は、逆にそればっかり見ることです。これは曝露療法(エクスポージャー法)といって、数多く触れることで慣れさせるというもの。慣れちゃえば気にならなくなるからです(でも、心的外傷ストレス症候群や恐怖症には使えません)。
そこで、何か嫌なことがあった時にそこから早く立ち直るための、オススメの方法は、ひたすらそれを考えてみる、というもの。
何でそう思ったのか自分に質問攻め
何に腹が立ったのか、何で腹が立ったのか、どんな風に腹が立ったのか、相手の言葉を自分はどういう解釈をしたのか、その言葉の何が嫌だったのか、もしかして相手の言葉でなくて、答えられなかった自分に腹が立つのか、それは怒りではなく恥ずかしさ? 何で恥ずかしいと思うんだろう…なんてひたすら、自分を質問攻めにしていきます。
あるいは、その問題について思うことを、100個ぐらい書き出してみるとか。そうやって、そのことばっかり考えていると、だんだん自分に対して客観的になる時がふっと現れます。それに気づくと、急に考えていたことが手のひらから飛んで行ってしまった感じになります。
執着している自分を受け入れられる
そうまさに、手放せた瞬間。またぶり返すかもしれないけれど、これを続けていけば、だんだんと問題の本質も見えてくるし、ずっと執着している自分を少し可愛く思えたりして、そこから離れることを受け入れられるようになるんです。
難しいことではないので、トライしてみて。
あまりにその問題から離れられなくて、ほとほと困った時には効果を発揮しますよ。
ライター:大嶋朋子(Yogini編集デスク)
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