カラダの声、聞こえていますか? アスリート達の気づきを聞いてみましょ。
YOLO 編集部
- 2017年02月04日
体はサインを発しているかも?
トレーニングをしていると、時に体を痛めてしまうことがあります。ケガとまではいかなくても、なんか調子が悪い、重い、思うように動かない…。そんな時はつい、自分を責めてしまったり、自分の体をうらめしく思ったりすることもあるでしょう。でも、ひょっとしたらその時に体は何かのメッセージを発しているのかもしれません。
極限まで体を追い込むプロのアスリート達は、そのメッセージをどうやってキャッチし、どう受け止めているのでしょうか。ここではプロのアスリートの言葉をいくつか紹介します。自分の体との向き合い方の参考にし、体の声に耳を傾けてみませんか。
アスリート達が聞いた「体の声」
「心の声は、ただ黙っていて聞こえてくるものではありません。
問いかけないと発信してくれません。
だからつねに自分自身に私は聞くようにしています」
ーーークルム伊達公子 テニス選手/『進化する強さ』(株式会社ポプラ社)
「体が発する声を聞き、オリジナリティのある
フォームやテクニックを探り当てる。
(中略)着実に自分のハードルが進化していることを実感できた」
ーーー為末大 元陸上競技選手/『トップアスリート』(扶桑社)
「自分の体をよく知るということ。
体と会話することで、逆にアイデアが湧く場合もあります。
(中略)”こういうふうにやってみたらどうだろう”とか、
トレーニングに落とし込んで自分でアレンジできたりする。
自分の体で感じてみて、体と相談できるようになれば
トレーニングの効果も上がっていくんじゃないかな」
ーーー長友佑都 サッカー選手/『Number PLUS』vol.19(文藝春秋)
「リングの中で、人は真実に出会う。
自分自身を極限まで追い詰めて、相手と対峙したときに
人は真の次元に到達する」
ーーーモハメド・アリ ボクサー/『Sports Graphic Number』 904号(文藝春秋)
「大好きな水泳が自分を痛める競技であることを認めたうえで、
付き合っていこうと思います」
ーーー北島康介 水泳選手/『トップアスリート』(扶桑社)
「特に義足であるがゆえの傷や痛みというのもあるので、
そういうときは、限界の一歩手前で練習を止める勇気も必要」
ーーー佐藤真海 走幅跳選手/『夢を跳ぶーパラリンピック・アスリートの挑戦』(岩波書店)
「ヨガは肉体との戦いであり、自我との戦いである。
小さな自我、エゴを屈服させなければならない。
そうすればあなたの魂、真の自己が勝利者になることができるだろう」
ーーーB・K・Sアイアンガー アイアンガーヨガ創始者/『アイアンガー 心のヨガ』(白揚社)
「身体は複雑ですから、しっかりと身体に耳を傾けて
注意してあげる必要があります。それだからこそ、
舞台では身体を自由に、調和の取れたなかで
最大限に使うことができるのだと思います。
(中略)どういうリスクが伴うのかを理解し、
しっかりと正しいケアを身体に施すことが大切ですし、
そうすると身体がどう変化していくかにも気づけるのです」
ーーーシルヴィ・ギエム バレリーナ/『ダンスマガジン』2106年1月号(株式会社 新書館)
どこまでも体を追い込み、計り知れないプレッシャーの中で戦い続けてきた、超一流選手だからこそ出てくる言葉の数々。折に触れて読み返し、自分の体の声に丁寧に耳を傾け直すきかっけにしてみて下さい。
ライター:平地紘子
出典:Yogini・vol53/「極限まで体と向き合うアスリートが聞いた体の声」
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