彼に「オレ色に染める」と言われました…。何と返したらいいのでしょうか。
YOLO 編集部
- 2019年02月09日
【今日のご相談】
この間彼に言われて衝撃を受けた言葉があります。「オレ色に染める」。私は私で、彼の所有物ではないのに…。でも、友達に話したら、彼女はそう言われたらうれしいんだそうです。私が冷めすぎているのでしょうか?
【今日のお答え】
Index
「オレ色」って何色?
そもそも「オレ色に染める」ってどういう意味なんでしょうか?オレ色に染まったら何が起こるんでしょうか?全然わかりませんが、彼氏さん好みの、彼氏さんに都合のいい女性になるということでしょうか…。だとしたら、所有物扱いになるのでオススメできない考え方です。いくつかお断りの言葉を考えてみました。
彼に「オレ色」を断る方法
01:「それよりもお互いの色を大事にできる恋人でいましょ?」
お互いを尊重し合える関係でいましょうという対等宣言です。明確にこうしようと提案するのはわかりやすく力強いです。
02:「あなたと私の色を混ぜて、素敵な色にしない?」
どちらかの色に偏るのではなく、二人それぞれの色を持ち寄って、カップルとしての第三の色を作って大事にしようと伝える言い方です。一つ目とちょっと似ていますが、こちらはお互いの色を大事にした上で、カップルとしての色についても言及しています。
03:「私のカラーも大事にしてくれる人のほうが一緒にいやすいけどな?」
どうしてほしいのか、どうしてくれるほうがいいのかを伝えます。また暗に、そうしてくれない場合は一緒にいづらく、別の場所に行く可能性があることも示唆します。
04:「あなたの色はとっても貴重だから、私にはもったいない」
相手を立てて自尊心をくすぐりつつ、自分にはできないよと断ります。これは自分が下手に出るニュアンスもあるので賛否があると思いますが、プライドが異常に高い相手に対しては効果があるかもしれません。
きちんと自分の気持ちを主張する
今回のような場合には、はっきりと何かを主張するほうがよいと思いました。真正面から否定をぶつけてもいいような話ですが、正論は通じない可能性があるため、少し角度を変えた言い方をしたほうがいいような気がします。
きちんと相手への敬意があるか
ご相談の前後関係や、彼氏さんの発言が飛び出した経緯はわからないです。冗談なのか真剣なのかという真意もわかりません。ただの冗談ならいいのですが、そうではなかった場合にちょっと心配になる部分もあります。
恋愛関係は、自立した人同士が結びついた時だけうまくいく、大人の人間関係です。大人の人間関係は相手への敬意を欠かしません。相手を自分のものとして所有しようとするようなこともないですし、ましてそれを示唆するような発言をするというのもないものです。ご相談者さんが衝撃を受けたのも、そういった敬意を感じられない発言が突然飛び出したからではないでしょうか。
「オレ色」がうれしい人
一方、相談者さんのお友達のように、「オレ色に染める」と言われてうれしい人もいると思います。それは、彼中心の恋愛関係になっているのではないでしょうか。恋愛は彼のためにあるのではなく、お互いが同じだけのボリュームであるのがベストです。そうでなくなった時、相手に依存することになってしまい、結果、振り回されることになってしまいます。つまり「私」という個人を「彼」で埋めてしまうということは、例えば、その彼がいなくなった時に残るものがなくなってしまうということ。お友達がきちんと自分という「個」を持った恋愛をできるといいのですが…。
さて、相談者さんは、彼にどんな言葉を言うのでしょうか。決めるのはご相談者さんですが、おつき合いを考え直すというのも、一つの選択肢としてはあるかもしれません。
ライター:二宮誠 from 6483works
お話を伺った方:柳田正芳
1983年生まれ。中央大学卒業(専攻は社会学)。性に関する世界最大の研究者組織「世界性の健康学会」の公式委員会YOUTH INITIATIVEのメンバー。若者世代にリプロヘルスサービスを届ける会Link-R代表。思春期若者世代の性の悩み相談が専門。「性」という表立って相談しづらいテーマで相談に乗れる・粘り強く話を聴くなどいくつかの理由から、年代を超えた様々な人から様々な内容の悩み相談を受けている。ほかに、「両親学級」で講師をつとめるなど、民間活動から行政の依頼事業まで幅広く活動している。
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