【雑談ネタに使える♪】イチロー引退…彼が生涯を賭けた「野球」とは?
YOLO 編集部
- 2019年03月27日
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ベースボールといえばアメリカ発の印象。だが起源はイギリス!?
野球の起源については諸説あって、よくわかりません。現在、信憑性の高い説はどうなっているのでしょう?バスケットボールなどアメリカで人気のスポーツは、アメリカ起源が多いのですが、野球はどうもあやしいのです。
どうやら野球の起源は、イギリスのようで、18世紀には「ベースボール」という記述もすでにあります。そのイギリスの競技で、一番野球に近いと考えられるのが「ラウンダーズ」という競技。短い棒でボールを打ち、4本の杭を一周するという共通点の多いスポーツです。そもそも、ベースボールとは、この別名だったともいわれています。
さらに「スツールボール」という投げ手が椅子にボールを投げ、打者は椅子に当たらないように打ち返す競技もありました。ここからはクリケットが生まれています。
ただし、1840年代のアメリカ、ニューヨークの消防団説も有力。団員のためのスポーツとして、アレクサンダー・カートライトという人が、現在の基本となるベースボール・ルールを考案したそう。このため、ベースボールはイギリス生まれのアメリカ育ちという説の信憑性が高いでしょう。
「ベースボール」=「野球」の日本語訳者は、有名なあの人ではなかった
日本の野球は、1872年にアメリカ人教師のホーレス・ウィルソンが第一大学区第一中学の生徒に教えたのがはじまり。「野球」という言葉に翻訳したのは、中馬庚(ちゅうまかのえ)という教育者で1894年のこと。実はそれ以前から、正岡子規が幼名の「昇」と野球好きから転じて、「野球(のぼーる)」という雅号を使っていたため、名付け親と勘違いしている人も多いが、「野球(やきゅう)」という翻訳は中馬によるものです。
【野球発展史】
15世紀 / すでに野球に近い競技「スツールボール」「トラップボール」が存在
1744年 / イギリスの『小さなかわいいポケットブック』に「baseball」の記載(「ラウンダーズ」の別名ともいわれています)
1776年 / アメリカ独立宣言
1840年代 / アレクサンダー・カートライトが「タウンボール」のクラブとして「ニッカポッカー・ベースボール・クラブ」を作り、基礎的ルールを考案
1861~65年 / 南北戦争。戦争とともに南部にも野球が広まる
1869年 / 初のプロ球団「シンシナティ・レッドストッキングス」誕生
1872年 / 日本に野球が伝わる
1876年 / ナショナル・リーグ発足(前身といえるナショナル・アソシエーションは1871年発足)
1903年 / 第1回ワールドシリーズ開催
1905年 / アルバート・スポルディングによる「野球アメリカ発祥説」
出典:『スポーツ雑学大全』
ライター:YOLO編集部
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