疲れた時に癒してくれる、ハワイのラッキーフード
YOLO 編集部
- 2019年05月30日
お元気ですか? 毎週木曜日のマナカード占い。今週は、癒しのラッキーフードです。ハワイの自然や神話、そしてスピリチュアルな教えをベースに、十人十色の「幸せへの道」を探っていきます。
ハワイアンの日常生活の守護者だったヤシの木
「ハワイの木」と言えば、多くの人がヤシの木を思い浮かべるのではないでしょうか。ヤシの木のことを、ハワイ語ではパーマ(pāma)といいます。原産地はポリネシアと推測されており、熱帯から温帯にかけて世界中に広く分布しています。たとえば南インドでは、水郷地帯に広大なヤシの森が広がっています。もちろんハワイでも、海辺や公園などそこかしこで見ることができます。
ヤシの木にはおよそ3500種があるそうですが、最も有名なのは、やはりココヤシでしょう。ココヤシの実がココナッツで、ハワイ語ではニウ(niu)といいます。
ヤシの木は、とても有用な植物です。幹を取り巻く繊維はロープになり、葉は建材や器になりました。十分に育った幹からはカヌーがつくられ、花の蜜からは甘味料がつくられました。そして、年間150~200個ほどなるといわれるココナッツの実は、安全な水分と栄養を与えてくれたのです。昔のハワイでは、ヤシの木が1本あれば1人の人間を養うことができたといわれています。
ハワイの人々にとって、ヤシの木はなくてはならない資源であり、生活を守ってくれる存在でした。まさに生活に密着した植物で、ハワイがアメリカの準州であった時代(1898~1959年)は、「準州の木」に指定されていたそうです。ちなみに、現在の州木はククイです。
ちょっと凹んだときはココナッツでほっこり
さまざまな形で暮らしを支えてきたヤシの木は、「家族愛」、「守護」、「幸運」のシンボルです。また、ココナッツが木から海に落ちて波間を漂い、長い年月の後に遠く離れた地で芽吹くように、パワフルな「生命力」のシンボルでもあります。
もしもあなたが、家族から離れてちょっぴりホームシックになったり、日常のささいなことで「ついてない…」と思うようなとき、あるいは何となく元気が出ないときは、ココナッツを食べてヤシの木のパワーを取り入れてみては? ココナッツミルクを使ったタイカレー、ココナッツ入りクッキーやケーキ、ココナッツウォーターを発酵させたナタデココなど、ココナッツフードはたくさんあります。コーヒーにほんの少しエクストラバージンココナッツオイルを垂らしたり、ココナッツシュガーで甘味をつけてもいいでしょう。南国の風が体を吹き抜け、ちょっぴり凹んだ気持ちを癒して、ほっこり元気にさせてくれるはず。
イリアヒケイコ
本場ハワイ現地で修行をし、ハワイアンスピリチュアルな世界から英知の力を学ぶ。鑑定歴は10年。ハワイアンタロット占いでイベントや対面、電話鑑定、ラインチャット占いなど多方面で活躍中。スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属。https://www.ikuyo.co.jp/
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