夜のトレーニング、睡眠への影響は大丈夫?
YOLO 編集部
- 2019年09月05日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、夜のトレーニングが睡眠にどう影響するのかをうかがいます。
トレーニングで上げた体温が下がると、快眠できる
仕事をしているトレ女であれば、トレーニングをするのは夜、というパターンが多いですよね。ただ、真理先生は「実は、夜トレーニングすると快眠のためにはならないんですね」と指摘します。
「トレーニングをすると、深部体温が大幅に上がります。そして運動で上げた体温は、下がるのに4~6時間かかるんですよ」
よい睡眠のためには、深部体温が下がることが大切なのです。
入浴で上げた深部体温は、もう少し早く下がるようですね。
参照:「質のいい睡眠が取りたい!寝つきがよくなるのは入浴の何時間後?」
https://yolo.style/li_or190617_005/
「そう、お風呂で上げた深部体温だと90分で下がるんですけれども、運動で上げた場合は4~6時間かかります。体温が下がる時間を考慮してエクササイズするのが、質のいい睡眠を取るコツですね。夕方6時に運動すると、夜10時か深夜12時になると、だんだん深部体温が下がってきますね」
筋肉が回復するのは睡眠中
そうすると、夜にあまり激しい運動はしないほうがいいのかもしれませんね…。
「眠れなくなったりするので、実はよくないと思いますよ。ヨガなどの軽い運動だったらいいんじゃないでしょうか」
それから、トレーニングで鍛えた筋肉がリカバリーするのも睡眠中なのです。
「睡眠中に出る成長ホルモンによって筋肉が回復するので、その成長ホルモンがうまく分泌できなかったとしたらもったいない話ですよね」
睡眠も、トレーニングの一環として考えたほうがいいようです。
ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー。痩身・美容鍼灸家として人気が高い。オリジナルブランド「ぎんざ美人灸」を持つ
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