え、そうだったの!?生理とコーヒーのちょっと怖い関係
YOLO 編集部
- 2019年09月26日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、生理中とカフェインの関係性についてお話をお伺いしました。
カフェインの過剰摂取はPMSや生理痛の原因に
「カフェインは、女性ホルモンのエストロゲンを増やします」と真理先生。
「書籍『女性のためのナチュラル・ハイジーン』(松田麻美子著、グスコー出版刊)によれば、現代女性は、エストロゲンが非常に過剰になっています。コーヒーだけでなく、脂の多い肉・乳製品・ファストフード・砂糖・白いパンといったものを食べている方は、非常にエストロゲンが多いのです」
「エストロゲンが多い方は、子宮や卵巣、乳房の細胞が異常に発育します。そのためPMS(月経前症候群)や生理痛になりますし、ひどくなると腫瘍ができたり、ガン化しやすくなったりするんですね」
「コーヒーもエストロゲンを過剰にしてしまうことがわかっていて、コーヒーを一日4杯から5杯飲んでいる方は、まったく飲まない方に比べると、月経周期初期のエストロゲンレベルが70%も高くなっているという研究結果があります」
飲むのなら質のいいコーヒーを
真理先生は、「子宮筋腫がある方は、コーヒーは飲まないほうがいいと思います」と言います。前述の『女性のためのナチュラル・ハイジーン』には、コーヒーに含まれるメチオキサンチン類という化学物質が腫瘍を成長させてしまうという記述があります。
「なので、筋腫がある方やホルモンバランスが崩れている方は特に、カフェインには気をつけたいですね。実際私のお客様でも、子宮筋腫の方が何人かいらっしゃいます。ある日、子宮筋腫の場所を触ったらカチカチに腫れていて、ご自分でも『痛くてしょうがない』とおっしゃり、本当にツラそうだったんです。『もしかして、コーヒー飲みませんでした?』と言ったら『会議の時に飲んでいた』って。てきめんに硬くなるので、怖いですよ」
もしコーヒーをどうしても飲みたければ、「無農薬のコーヒーや、品質の高いディカフェ(カフェインレス)のものを一日1杯飲む」というのが真理先生の提案です。
「信頼のおけるメーカーのコーヒーは、飲んでもいいと思います。私もコーヒー党ですが、最近は、コーヒー豆には気をつけて投資しています。出費は高くなってしまいますが(笑)」
コーヒーは、質のいいものを少量飲むのが、ホルモンバランスのためにはいいようです。
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー。痩身・美容鍼灸家として人気が高い。オリジナルブランド「ぎんざ美人灸」を持つ。
参考文献:『女性のためのナチュラル・ハイジーン』(松田麻美子著、グスコー出版刊)
ライター:沢田聡子
- Brand :
- YOLO
Share
Profile
フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。