麺つゆで味が決まる！短時間でちゃちゃっと作れておいしい「フライパン肉じゃが」

忙しくて時間がないときも、疲れて料理を作る気持ちになれないときも、無理をせずに手軽に作れるおかずを紹介します。材料は手をかけずに調理できて使い回しのできるものをセレクト。便利な市販の調味料の力も借りて、少ない材料で手間をかけない方法でおいしく作ります。ボリュームも満点で大満足の“ゆるごはん”を、ぜひお試しください。

今回は、肉のおかずの中から「フライパン肉じゃが」を紹介。鍋ではなく、フライパンを利用して作ります。口径が大きいので、炒めるのも簡単。あとは水と麺つゆを加えて煮るだけ。短時間で仕上がります。

フライパン肉じゃが

［材料］（2人分）
・豚こま切れ肉…100g
・じゃが芋…中2個
・にんじん…1／2本
・玉ねぎ…1／2個
・麺つゆ（3倍濃縮）…大さじ2
・水…適量
・サラダ油…大さじ1／2

1．材料を切る

皮をむいたじゃが芋、にんじんは小さめの乱切り、玉ねぎはくし形切りにする。

2．炒める

フライパンにサラダ油を熱して玉ねぎを中火で炒め、ややしんなりしたら豚肉を加える。肉の色が変わったらにんじんを加え、全体に油がまわるまで炒め合わせる。

3．麺つゆで煮る

2にじゃが芋と麺つゆを加え、水を具が浸るまで加え（約400ml）、ふたをする。煮立ったらふたを取り、火が通るまで弱火から中火で7～8分ぐつぐつ煮る。

ゆるごはんの味方“麺つゆ”

ストレートタイプよりも、濃縮タイプがおすすめ！

スーパーやコンビニでも手軽に買える麺つゆ。うどんやそばなどのつゆにはもちろん、煮ものや炒めものなどの調味料としても大活躍。しょうゆのほか、かつお節などのだし素材、みりんなどが配合されているので、ほかの調味料をほとんど使うことなく、1つで手軽に調味ができる。

ストレートタイプと濃縮タイプがあるが、おすすめなのは、濃厚で、少量で調味料代わりに使える濃縮タイプのもの。今回のレシピでは3倍濃縮のものを使用している。

▲3倍濃縮タイプ（左）…希釈せずに、そのまましょうゆのように調味料として使える。／ストレートタイプ（右）…そばやうどんのつゆ用に水で割らずに使える。

レシピ考案：料理家・須永久美（すなが　くみ）

料理研究家。編集ライター。食物学を学び、飲料の研究開発や冊子編集等を経験したのちフリーランスの編集ライターに。酒の肴をはじめ、料理にも定評があり、2006年より料理家としても活動を開始。自宅の神奈川県湯河原町と実家の東京をベースに、手軽においしく作れて楽しめるレシピを考案している。著書に「エライ！　もやしのおかず＆つまみ81」（講談社）、「ちょっと干すだけで旨味がUPしておいしくなる！　新・干し野菜レシピ」（ぴあ）などがある。