松本発、バスで行ける、 日帰り~1泊2日 北アルプストレッキングルート
ランドネ 編集部
- 2018年06月16日
北アルプスの玄関口として知られる長野県松本市。雄大な自然に囲まれ、歴史的な街並みが残るこの城下町は、近年はクラフトの街としても有名。イベント開催や注目ショップのオープンが相次ぎ、魅力を深めている。今回は、そんな松本からバスでアクセスできる、ビギナーにもおすすめのトレッキングルートをご紹介。気負わずのんびり山歩きや散策を楽しもう。
Index
北アルプスの絶景を堪能できる「上高地」ルート
松本駅のほか、東京の新宿駅からも直通バスでアクセスできる上高地は、北アルプスの代表的な登山口。雪解け水の流れる梓川、パワースポットとしても人気の大正池や明神池などのハイキングスポットを巡るルートなら、山に登らなくても穂高連峰の絶景を楽しめる。散策で疲れた足を休め、お腹を満たすのにぴったりのカフェや山小屋などが充実しているのも魅力。
●アクセス:松本駅から上高地バスターミナルまでバスで約1時間45分。
●ルート:約2時間15分
上高地バスターミナル
↓5分
河童橋
↓1時間
明神館
↓10分
明神池
↓1時間
上高地バスターミナル
【近くのおすすめスポット】
河童橋のたもとにある五千沢ホテルのカフェ「5HORN」では、松本のパティシエが毎日手作りしている自慢のチーズケーキが味わえる。
住所:長野県松本市上高地4468 五千沢ホテル内
憧れの北アルプスデビューを飾れる「八方池」ルート
白馬八方のバスターミナルからほど近い八方駅のゴンドラとリフトを乗り継ぎ、八方尾根の八方池へと至るルート。すぐ目の前にそびえ立つ山々の姿は迫力満点! それでいてキツい急登もなく、初心者でも簡単に北アルプスデビューを果たせるというからありがたい。撮影スポットにもなっている八方池では、運がよければ水面に山々が映る美しい光景を堪能できる。
●アクセス:松本バスターミナルから白馬八方バスターミナルまで約2時間。
●ルート:約3時間10分
白馬八方バスターミナル
↓10分
八方駅
↓ゴンドラリフトアダム8分
兎平駅
↓アルペンクワッド7分/グラートクワッド5分
八方池山荘
↓1時間30分
八方池
↓1時間30分
白馬八方バスターミナル
立山連峰をぐるりと巡る「立山室堂」ルート
3000m級の山々が連なる立山連峰。上級者向けかと思いきや、立山黒部アルペンルートでトロリーバスなどを乗り継いで北アルプスの絶景を満喫できる。室堂周辺の散策だけでも十分に楽しめるが、山を歩き慣れている人なら、室堂をぐるりと囲む雄山の縦走路にトライするのもおすすめだ。
●アクセス:松本バスターミナルから扇沢まで約2時間。立山黒部アルペンルートを乗り継いで、室堂まで約1時間25分。
●ルート:約7時間
室堂
↓1時間
一の越山荘
↓1時間
雄山
↓2時間10分
別山
↓30分
剱御前小舎
↓1時間10分
雷鳥沢キャンプ場
↓1時間10分
室堂
【近くのおすすめスポット】
室堂ターミナル2階の「ティーラウンジ りんどう」。名物の黒部ダムシフォンケーキと水出しコーヒーに疲れも吹き飛ぶ。
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺室堂 室堂ターミナル3階(ホテル立山3階)
北アルプスといえば、登山をする人なら誰もが夢見る日本の尾根。「いつか挑戦しよう」と心に誓っている人も少なくないだろう。しかし油断は禁物とはいえ、ご紹介したトレッキングルートなら肩の力を抜いて楽しめる。天気のよい週末を狙って、憧れの地へ出かけてみては?
(出典:『ランドネ 2018年7月号』)
(エイサイト編集部・ヨシダ)
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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