Brand

  • YOLO
  • ランドネ
  • BiCYCLE CLUB
  • NALU
  • 楽園ゴルフ
  • RUNNING style
  • MY LIFE RECIPE
  • Yogini
  • トリコガイド

憧れのアルプス旅へ ー北アルプスの入門 唐松岳を歩くー【チェックポイント編】

山好きなら、誰もが一度は憧れと畏敬を抱く日本アルプス。ここでは、アルプス旅を安全で快適に楽しむチェックポイントを紹介します。

憧れのアルプス旅へ

いくつかの山を歩き、山の魅力に触れていくうちに“アルプス”という響きに憧れをもつ人はきっと多い。だけど、いざ登ってみたいと思っても、自分の体力や技術、知識が足りないのではともの怖じしてしまうという声も。

そこで、今回はアルプス入門の参考にしていただけるようガイドさんといっしょに学びながら、北アルプスの唐松岳に挑戦してきました。

ここでは、アルプス旅を安全で快適に楽しむチェックポイントを紹介します。

北アルプスを歩いたようすはこちら>>>

憧れのアルプス旅へ ー北アルプスの入門 唐松岳を歩くー

憧れのアルプス旅へ ー北アルプスの入門 唐松岳を歩くー

2021年08月02日

アルプス旅を安全で快適に楽しむチェックポイント

check 1
行動食・水分を事前に調達する

行動食は軽くて高カロリーなものが望ましいが、気分が優れないときでも食べやすいように、普段から食べ慣れたものがおすすめ。どのくらい持っていったらいいのかわからないという方は下の計算式を参考にしてみよう

消費エネルギーの計算式
(体重+バックパックの重さ)(kg)×5×行動時間(h)
脱水量の計算式
体重(kg)×行動時間(h)×5

check 2
受け付けで天気や周辺情報を確認

山小屋に到着したら、まずは受け付けを。ここで翌日の天気や周辺の情報を確認しておくようにしよう。万一天候が悪い場合は、山小屋の方に相談して無理のない判断を

check 3
静的ストレッチでクールダウン

部屋に着くとすぐゴロゴロしたくなるが、その前にストレッチを。筋肉の緊張をやわらげ、血流を促すことで体が温まる。深呼吸をしながら行なうことで高山病の予防にも◎

check 4
体を冷やさないように防寒する

体が寒いと感じる前に、防寒着を羽織ったりお湯を飲んだりして、体温の低下を防ごう。行動中に雨や汗で体が濡れてしまった場合は、インナー類も早めに着替えておきたい

check 5
装備の確認をしパッキングの見直し

夜のうちに翌日の装備を見直そう。レインウエアなどすぐ取り出したいものをどこにパッキングしたかを確認しておくとよい。朝方に荷物をガサゴソ取り出すことを防げる

check 6
夏のアルプス装備をチェック

低山に比べて気温が低い高山を歩くときは、停滞時の寒さを考慮した道具選びがポイントとなる。防寒着に加え、もしもに備えたツェルトやエマージェンシーキットも必携品。疲労を軽減するためのトレッキングポールは、足を痛めたときなどにも使えるため、持っておくと心強い

1)防寒用のモンベルのビーニー
2)行動中にかぶるパタゴニアのキャップ
3)緊急時に使うホイッスル
4)ペツルのヘッドランプ
5)緊急用のアライテントのツェルト
6)着替え用のパタゴニアのベースレイヤー
7)アウトドアリサーチのグローブ
8)ファーストエイドキット
9)パタゴニアの化繊中綿ジャケット
10)モンベルのソックス
11)手ぬぐい
12)パタゴニアのレインジャケットとパンツ
13)シートゥーサミットのシーツカバー
14)ジェットボイルのガスバーナー
15)モンベルの保温ボトル
16)ヘリノックスのトレッキングポール
17)パタゴニアのバックパック36リットル

column
山小屋で快適に過ごすためのグッズも忘れずに

山小屋での快適性は翌日のパフォーマンスにもつながる。髪をまとめるためのヘアバンドやスキンケアに使うコスメ類など、泊まる際に必要な小物類も忘れずに。山小屋に荷物をデポできる場合はこれらを置いていこう

check 6
出発前に歩くルートを確認

出発前に地図を確認しておくと、分岐などでの道迷いを防ぎやすくなる。どこからどこまでが何時間で、標高差は何mくらい、など地図上で行程を把握しておくと、歩行時の気持ちがいくぶんラクになる

check 7
身なりと装備の最終チェック

ヘッドランプを持っているか、バックパックのハーネスがフィットしているか、靴紐はしっかり結べているか、など歩き出す前に身なりのチェックを。これを習慣づけることで、小さな事故の防止につながる

check 8
姿勢を正して効率よく歩く

長い行程を快適に歩き続けるためには、姿勢を正して効率よく歩くことが大切。猫背にならないように上体をまっすぐ起こし、足裏全体で地面をとらえ、体幹を意識しながら体重移動を行なおう。段差を上がる際はできるだけ小股を意識して

GOOD
NG

check 9
足全体に体重をのせるイメージで

上りで足をつく際は、足裏全体にバランスよく体重を乗せるイメージで。つま先に体重をかけながら登ると、ふくらはぎが張る原因になることも。一歩一歩の積み重ねが、疲労軽減につながっていくため、意識し続けることがポイント

check 10
下山開始前にも地図をチェック

疲れてきた下山時こそ、道迷いや事故が多くなることを忘れずに。下り始める前にもう一度地図を確認しておくと安心だ。上りで得た情報を鑑みながら、どのくらいの時間で下山できそうかなど目安を立てておくとよい

check 11
シューズの紐を締め直す

下山時は上りのときよりも少しキツめに紐を結び直すと、靴の中で足がズレにくくなる。ヒモは一番上まで結ぶことで足首がホールドされ、捻挫予防になるほか、太モモへの負担軽減にもつながる

check 12
​​下山後、ゴミは持ち帰ろう

どの山を登るにしても、基本的にゴミは持ち帰ろう。密閉式ビニール袋なら、破れにくく液体が漏れる心配も少ないためおすすめ。コンビニなどのレジ袋に比べて、ガサガサという音が出にくいものが山小屋で重宝する

北アルプス 唐松岳を
歩いたようすはこちら

(出典/「ランドネ 2021年9月号 No.119」)

Share

Profile

ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

No more pages to load