上半身、特に肩甲骨周りの痛みの原因と対策は?|ランニング初心者のQ&A
- 2021年08月28日
「ビギナーランニング教室」の講師も務める内山先生が、ランニング初心者の悩みや疑問にズバリ答えるQ&Aコーナー。今回は、上半身、特に肩甲骨周りの痛みの原因と対策を聞いてみました。
脚よりも上半身、特に肩甲骨周りに痛みが……。原因と対策は?
内山先生の答え
ランニングというと脚の動きに目がいきがちですが、実際は上半身もかなり酷使されている箇所なのです。上半身は下半身と連動して動くため、脚の動きと同じ数だけ腕も振っているということになりますから、上半身に不具合が生じるのはなんら不思議なことではないのです。
対策としては、肩の力を抜いてリラックスして走ること。そのために役立つのが、体幹を鍛えるトレーニングです。たとえば背骨のゆがみを改善すると、骨盤の位置が安定して楽に走れます。姿勢がよくなることで、背中から肩甲骨にかけての動きも滑らかになり、リラックスした状態で走ることができます。まずは腹筋や背筋を鍛えて背骨をしっかり支えたり、腕立て伏せや斜めけんすいを行って、肩甲骨周りの筋肉を鍛えるといいでしょう。効果はなかなか実感できないとは思いますが、フォームは着実によくなっていくはず。正しいフォームで走るとケガや故障の防止にもなるので、結果的にはパフォーマンスのアップにつながります。
その他の「ランニング初心者Q&A」はこちらから。
教えてくれた先生
内山雅博 コーチ
ランニングスタイルでもおなじみの、超ベテランコーチ。「ビギナーランニング教室」の講師も務め、悩める初心者ランナーの悩みにズバリ回答。幅広い層のランナーたちのレベルアップをサポートする。
- Category :
- Brand :
- RUNNING style
Share