やわらかくて蒸れにくい！パーテックス素材のウエアを着て、秋の足音を感じる山旅へ

軽くて丈夫かつしなやかな素材「パーテックス」とアウトドアブランド「ゴールドウイン」、そしてランドネがコラボレートして、最新素材のレインウエアをMt.ランドネ会員の方々に試し着していただくツアーを企画しました。少しずつ秋の兆しを感じられる８月下旬に開催した北八ヶ岳でのイベントのようすを紹介します。

やわらかく通気性に優れた生地の魅力を体感

雨の日の山旅には、気持ちを晴れやかにしてくれるデザインのウエアを身に着けたい。そのうえ、自然の環境から身を守ってくれる機能性も重要。けれどもいざ購入となると、選択肢の多さに目移りしてしまう人も多いのでは。

そんな人にしなやかで通気性のある透湿防水素材を体感してもらいたいという思いから、素材メーカー「パーテックス」とアウトドアメーカー「ゴールドウイン」のコラボレーションが実現。フィールドは秋を呼び込むような風吹く北八ヶ岳。

前日に雨が降ったことによるしっとりとした空気は、ウエアを体感するのにぴったり。

緑を感じながら歩けば、あっという間に北横岳北峰に到着した。「上りで少し汗をかいたけれど、風が吹くと蒸れが逃げていく」、「さわり心地が良くて癒やされる!」など参加者同士で着心地について意見交換していると雲が抜け、蓼科山の山容が見えた。その瞬間、「わぁ」と声を揃えるメンバーたち。

快適なウエアを身に着ければ、山の時間はさらに充実する。そのことを体感、共有できるイベントとなった。

▲雨上がりで輝く植物は、すべてを写真に収めたくなる美しさ

▲身幅や袖幅が大きくデザインされ、生地もやわらかいので岩場で腕の上げ下げが多くても引っかかりが少なく、ストレスフリー

ツアー前には事前ミーティングも!

山での行程や着用するウエアの特徴などを学ぶミーティングを実施。ウエアの性能を理解したうえで山を歩くことで、より理解が深まった

着用したウエアはこちら

▲ ゴールドウイン／パーテックスシールドエア　ジャケット

右側に出し入れのできるメッシュポケットが付属。手袋や帽子など雨上がりに濡れたものを入れるのに重宝する。縫い目を少なくすることでバックパックと干渉せず、より丈夫なつくりに

▲ ゴールドウイン／パーテックスシールドエア　プルオーバー

顔にあたらないよう、斜めに配したファスナーやヒジから裾までの大きなベンチレーションが特徴。センターにはジャケットタイプと同様に出し入れ可能なメッシュポケットが付属

パーテックスとは？

イギリスのパーセバランスミルズ社が開発した素材で、軽量ながら高密度に織られていることが特徴。もともとパラシュート向けの生地を制作していた同社が、軽くて丈夫な性質を生かし、テントや寝袋、ウエアなど、アウトドア向けのアイテムにも幅を広げていったことから誕生した。「クァンタム」や「エクイリブリウム」など、特性の異なるシリーズを展開している。

今回着用したウエアに使用されている「シールドエア」は、軽さやしなやかさはもちろんのこと、内側から湿気や熱を逃がす透湿性や通気性に優れていて、汗をかいても蒸れにくく、汗冷えしにくい。防水性も申し分なく、レインウエアを着たときのベタつきや蒸れが気になっている人にはぴったりの素材。

▲通気性がいいので風が吹いたり止まったりすると空気が通り抜け、快適に歩けた

▲集合時からウエアを着て登場。街でも軽い着心地でさらりと羽織れて快適だったという声が多かった

▲透湿性と通気性抜群なので、樹林帯や大きめの岩がゴロゴロしている道など、上りでじんわり汗をかいたものの、不快感はほぼゼロ

一日中着用していてもストレスフリー

「一日中着ていても汗や蒸れを感じることは少なかったです。陽が差して汗をかいたときも、少し風が吹くだけで空気が抜けていくのを感じました。とてもやわらかい素材で動きやすく、軽くてコンパクトになるので持ち運びやすい点も使い勝手がいいなと感じました」

登山ガイド佐藤玲奈さん

扇沢の玄関口、長野県大町市在住。冬は白馬、小谷エリア中心にBCスキーガイド。夏はアルプスを中心に長野県近郊の山を案内。秋は東北の山をガイドすることも

参加してくれた方々に着用感を聞きました!

「息が切れてかなり汗をかいていても、ベタベタするような嫌な感じがなかったです。むしろずっと着ていたくなるほどサラサラで通気性の良さを実感！」（生井直美さん）

「晴れの日でも着たくなるほど軽やかで山シャツのように羽織れました。日差しが差す瞬間もあり汗はかきましたが、濡れ感はなく、蒸れを感じませんでした」（西尾裕希子さん）

「やわらかく、雨具にしてはしなやかな生地感なので、行動中に着ていても動きが制限される感じがなく、軽いのでまったく負担になりませんでした」（吉崎裕子さん）