クレープ生地をレインボーカラーに仕上げた「レインボーミルクレープ」レシピ・作り方

パティスリーで人気があるケーキを中心に、レシピを公開。マカロンやショートケーキなど定番のスイーツもデコレーション次第で大人かわいくなります。

今回は、クレープ生地をレインボーカラーに仕上げた「レインボーミルクレープ」を紹介します。6色の色目を抑えて、大人シックに仕上げるのがポイントです。

レインボーミルクレープ

［材料］（直径20cm1個分）
◎クレープ生地
・発酵バター（無塩）または無塩バター…90g
・薄力粉…300g
・グラニュー糖（微粒子）…60g
・塩…3g
・卵…6個
・牛乳…750g
・カラージェル（紫、青、緑、黄、オレンジ、ピンク）…各適量

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・ホイップクリーム…2倍量

＊クレープ生地は約30枚分。
＊カラージェルは、Wiltonのバイオレット+ピンク（＝紫）、スカイブルー（＝青）、リーフグリーン（＝緑）、レモンイエロー（＝黄）、オレンジ（＝オレンジ）、ノーテイストレッド（＝ピンク）を使用。

［準備］
・卵と牛乳は合わせて室温におく。
・薄力粉はふるう。
・ホイップクリームを八分立てにし、分量を用意する。　※ホイップクリームの作り方は下記参照

1．クレープ生地を作る

小鍋にバターを入れ、中火にかける。泡立て器で混ぜながら溶かし、きつね色になったら火を止め、鍋底に水をあてて冷やす。

2．材料を混ぜる

ボウルに薄力粉、グラニュー糖、塩を入れて中央をくぼませたところに、合わせておいた卵と牛乳を3回に分けて加え、そのつどまわりの粉をくずすように混ぜる。

3．バターを入れる

1の焦がしバターの上澄みを少しずつ加えてしっかり混ぜる（焦がしバターの黒い粒はできるだけ入れない）。こして冷蔵庫で一晩休ませる。

4．カラージェルを加える

休ませたクレープ生地を混ぜ、6つのボウルに等分に分ける。カラージェルを楊枝でほんの少し取り、クレープ生地にそれぞれ少しずつ加えて混ぜ、6色のクレープ生地を作る。

5．生地を焼く

直径22cmのフライパンを熱し、サラダ油少量（分量外）をなじませる。4のクレープ生地をお玉1杯分（35ml）流し、フライパンを回して広げ、中火にかける。縁がちりちりしてきたら返してさっと焼き、網に取り出す。1色あたり5枚ずつ、残りも同様に焼く。

6．ホイップクリームを塗る

回転台にクレープをのせてホイップクリーム約15gを塗り広げ、クレープを重ねる。これをくり返して全てのクレープを重ねる。

デコレーションのポイント

生地はピンク、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色に。焼くと色が少しあせるので、焼き上がりよりも鮮やかにする。

ホイップクリームはスパテラでクレープの縁まで均一に塗り広げると、重ねたときに美しく仕上がる。

中心が高くなりやすいので、重ねたら手で軽く押さえ、厚さを均一にする。写真の色順に重ねる。

ホイップクリームの作り方

［材料］（作りやすい分量）
・生クリーム（乳脂肪分42％）…200g
・グラニュー糖…20g
・キルシュ…小さじ1

［準備］
・生クリームは使う直前まで冷蔵庫で冷やす。

1．泡立てる

ボウルに生クリームを入れ、ボウルの底を氷水にあてる。グラニュー糖、キルシュを加え、ハンドミキサーで泡立てる。

2．手に持ち替えて泡立てる

写真（左）のようにとろりとしてきたら、手にハンドミキサーの羽根または泡立て器を持ち替えて泡立てる。使う直前まで冷やす。

用途に合わせて泡立てる

［六分立て］
泡立て器ですくうと、帯状に落ちてあとがゆっくり消える状態。ショートケーキなどの下塗りや本塗りに。

［八分立て］
泡立て器ですくうと、先端が下に傾くくらいのゆるい角が立つ状態。ショートケーキにはさむとき（サンド用）や、絞り袋に入れて絞るときに。

レシピ考案：料理家・岡田礼子（おかだ　あやこ）

お菓子教室DRAGEE（東京・麻布台）を主宰。大学卒業後、総合商社勤務。後に出版社でお菓子や料理などの編集に携わる。日本ヴォーグ学園HAPPY COOKINGにて5年間本部講師を勤めた後、2018年渡英。ロンドンのPeggy Porschen AcademyやSquires Kitchen International Schoolなどで研鑽を重ねる。おいしいお菓子と、美しいデコレーションに定評がある。海外のトレンドにも詳しく、テレビなどでも活躍。
●お菓子教室DRAGEE　http://www.dragee.jp/