ざくざく＆ねっちりの2層の食感が楽しめる「レモンのバーケーキ」レシピ・作り方

さわやかな香りときりりとした酸味が人気のレモン。ポストハーベスト農薬の心配のないレモンなら、果肉や果汁はもちろん、皮まで余すことなく使えるところが魅力です。こちらでは、レモンをまるごと使ったバリエーション豊かなお菓子を紹介。レモンのさわやかな香りが加わって、ひと味違ったおいしさを楽しめます。

今回は、ざくざくのボトムとねっちりしたフィリングの、2層の食感とおいしさが楽しめる「レモンのバーケーキ」を紹介。全粒粉入りの素朴で香ばしいクッキー生地に、レモンの果汁と皮を使ったキュンと酸っぱいフィリングを重ねて焼き上げます。

レモンのバーケーキ

［材料］（18cm×18cmの角型1個分）
・無塩バター…100g
・上白糖…50g

【A】
・薄力粉…100g
・全粒粉…80g

・グラニュー糖…120g
・薄力粉…30g
・卵…2個
・レモン果汁…100ml
・レモンの皮のすりおろし…1／2個分
・粉砂糖…適量

［準備］
・バターは室温において柔らかくする。
・型の底と側面にオーブンペーパーを敷き、オーブンを180℃に温める。

1．バターなどを混ぜる

ボウルにバターと上白糖を入れてハンドミキサーで白っぽくなるまですり混ぜる。

2．粉を混ぜる

1に【A】をふるい入れ、ゴムべらで切るように混ぜてぽろぽろの状態にする。

3．型に敷く

2を型に入れ、ゴムべらなどで押しつけるようにして敷き込む。

4．から焼きする

3を180℃のオーブンでうっすらと色がつくまで20～25分焼く。

5．フィリングを作る

ボウルにグラニュー糖と薄力粉を入れ、泡立て器で混ぜる。卵、レモン果汁、レモンの皮の順に加え、そのつどよく混ぜる。

6．流して焼く

4に5を流し、180℃のオーブンで20～25分焼く。好みの大きさに切り、茶こしで粉砂糖をふる。

レシピ考案：料理家・齋藤真紀（さいとう まき）

お菓子・料理研究家。洋菓子店でパティシエとして勤務したのち、フードコーディネーターの柳瀬久美子さんに師事し、独立。素材の持ち味を生かした、作りやすくておいしいレシピが人気で、雑誌や書籍、広告、企業の商品開発など幅広い分野で活躍。『小麦粉・卵・乳製品ゼロ！ 15分でできる！ 米粉の蒸しパン』『りんごのお菓子』（ともに小社）、『たっぷり作ってずっとおいしい！ 簡単おかず作りおき おいしい230レシピ』（新星出版社）など著書も多数。