ソロキャンパー・こいしゆうかさんに聞く! ひとりで快適に過ごすための道具選び
ランドネ 編集部
- 2018年02月14日
身軽が身上のソロキャンプ。コンパクトで軽量、でもしっかり役立つ道具を用意したいもの。そこで、女性たちにソロキャンプの楽しさを広める立役者・こいしゆうかさんのキャンプサイトを拝見! テントから料理アイテムまで、ひとりで快適に過ごすために選び抜かれた道具の数々は、どれも参考になるものばかり。ソロキャンパー初心者も必見だ。
Index
ひとりだからこそ味わえる、自由気ままなアウトドアタイム
45Lのバッグパックとサブバッグだけで、さっそうとソロキャンプに出かけるこいしゆうかさん。愛用するテントは、自身が企画したオリジナルテント「パンダ」。ペグや収納ケースを含めて2190gと軽量なうえ、設営にかかる時間はわずか5分ほど。前室も充分な広さがあり、雨が降ってもタープいらずと、ひとりでのキャンプにうれしい機能がそろっている。
テント内にお気に入りのラグを敷き、チェアや調理道具、明かりを置いたら、自分だけの「おこもり時間」の始まり。アウトドアでインドアなことをするのが好きなこいしさんは、ゆるゆると焚き火をしながら小説を読んだり、コーヒーを飲んだりして、快適な時間を満喫している。日が暮れかけたら、あらかじめ現地で調達しておいた新鮮な食材で夕食づくり。秋冬キャンプでは、あん肝やカキなど具材を一品だけ豪華にした鍋料理が定番なのだとか。鍋と日本酒に舌鼓を打ち、ゆらめく炎を眺めるうちに、ひとりの夜は更けてゆく。
「焚き火に強い」がアウター選びの基本
焚き火をこよなく愛するこいしさんは「火の粉に強いかどうか」でアウターをチョイス。ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのジャケットは「これならば!」という納得の1着。デニム生地のサルエルパンツはメルシーボークーのもの。
自分のスタイルにしっくり馴染む、愛してやまない相棒たち
◎“ちょうどいい”を実現したソロ用テント
サイズも値段(19800円)も見た目も申し分のない、フライシート&インナーテントのソロ用ダブルウォールテント。こいしさんとテンマクデザインとのコラボ商品で、生地が白い「白パンダ」のほかに、赤い「赤パンダ」がある。
◎アウトドアブランド以外の軽量チェアも活用
レトロなキノコ柄のエーライトのメイフライチェア2.0は、座面の高さがほどよく安定感抜群。前足を外せばロッキングチェアにもなる優れもの。ライフスタイルショップで見つけた小さなチェアはミニテーブル代わりに。
◎寝袋は軽量&コンパクトを徹底
寝袋はナンガのミニマリズム250。驚くほど軽量&コンパクトで、荷物のスリム化に一役買っている。
◎焚き火台は厳選した2台を用意
モノラルのワイヤーフレーム(奥)は、焚き火台でありながら重さは1kg以下。もっぱら焚き火はこれで楽しみ、笑’s(ショーズ)の焚き火台B-6君(手前)は主に炭火台として使用。丸い穴に熱燗をセットできる。
●こいしゆうか
女性ソロキャンパーの第一人者としてキャンプのコーディネートやイベントのプロデュース、テントの企画などを行う。イラストレーターとしての顔ももち、2018年1月に『カメラはじめます!』(サンクチュアリ出版)を出版。https://koipanda.jimdo.com/
こいしさんのムダのない道具選びは、ソロキャンプデビューの準備だけでなく、持っているアイテムを見直したり、新調したりする際の参考にもなる。自然の中、ひとりで楽しむ時間をより充実させてくれる“自分にぴったりの相棒”を見つけたいものだ。
(出典:『ランドネ 2018年3月号 No.97[付録あり]』)
(エイサイト編集部 ヨシダ)
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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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