久米島の自然をとことん味わう、2泊3日の癒しの旅へ
ランドネ 編集部
- 2019年10月03日
忙しい毎日のなか、「どこかに逃避行したい」なんて思うことは、誰しもあるはず。仕事も家事も楽しんでいるつもりでいても、心が疲れてしまうことだってあるもの。
中野さんも、そんな思いを抱えていたひとり。日常から離れ心をリラックスさせたいと選んだ旅先は、大自然が広がる沖縄の離島・久米島。同じく日常から少し抜け出したいランドネのスタッフ田中とともに飛行機でひとっ飛び。
今回の記事では、中野さんと田中が女子旅で訪れたおすすめスポットを紹介します。
Day1
久米島の原風景に触れる旅
1日目は、久米島の原風景に触れる旅。沖縄といえば、美しい海のイメージが強くありますが、久米島の楽しみ方は海だけではありません。この島のルーツは緑のなかに眠っていると聞き、琉球時代の歴史の面影が残る鍾乳洞「ヤジヤーガマ」や、ラムサール条約に登録される「ニブチの森」などを巡りました。
森林にこだまする鳥や虫の声、水の音、風の音。森の匂いや太陽の光に空けた緑の葉。歩いているだけで、自然のエネルギーをたっぷりもらえます。久米地の歴史を肌で感じられる旅となりました。
夜には、視野いっぱいに広がる星空観賞へ。心地よい疲労を感じながら眺める星々。やすらぎの時間を満喫しました。
▲ヤジヤーガマ探検
その昔、風葬が行われていたという全長800mの鍾乳洞内には、天井から光が差す場所があります。蝶が舞い飛ぶ幻想的な雰囲気で、亡くなった人々を少しでも明るい場所に置いてあげたい、と先祖を敬う、島の人たちの愛を感じられました。
▲ニブチの森散策
ニブチの森には昔の人々が生活していた痕跡があり、長い年月をかけて現在の姿に移り変わったそうです。世界遺産に登録されている首里城の赤色は、ニブチの森の土である「久米赤土」から塗られているのだとか。
▲星空観賞
人工的な光がなく、たくさんの星空観賞スポットがある久米島。大きな天の川や流れ星を観察できるので、天体観測におすすめです。雲の量や月の満ち欠け、入り時間などを事前に調べておくと観察しやすいですよ。
Day2
透き通る海に心うるおす旅
かつて久米島は、沖縄の数ある島々のなかでもっとも美しいことから、「球美の島(くみのしま)」とも称えられた島。2日目はふたりのお待ちかねの海へ出かけ遊び尽くします。
緑と青の融合が美しいシンリ浜では釣りを、透き通る海と白い砂がまぶしいハテノ浜では海水浴を、比較的人が少なく静かに海を眺められるアーラ浜ではサンセットカヤックを楽しみました。
海に浸かってカラフルな熱帯魚を探したり、真っ白な砂の上に寝転び空を眺めたり、茜色の夕日に染まる海をただただ眺めたり。海の近くにいるだけで自然と癒される贅沢な一日でした。
▲シンリ浜でフィッシング
沖合から1㎞くらいまで大人のヒザほどの水深しかない遠浅な海ながら、釣りもできるスポット。種類豊富な魚がたくさん泳いでいるので、ビギナーでも比較的釣りを楽しみやすいですよ。緑も豊富で神秘的な景色が広がっています。
▲ハテノ浜で海水浴
東洋一美しい島と呼ばれる白砂だけでできた無人島・ハテノ浜。本島から船に乗らないと行けない特別な場所です。ここでは、海水浴やシュノーケリングを楽しむ人がほとんど。たくさんの熱帯魚やウミガメにも出会えます。
▲アーラ浜でサンセットカヤック
まるで秘密基地のように静かなビーチ・アーラ浜ではサンセットカヤックにトライ。タンデムのシーカヤックに乗り込み、海の上から夕陽が落ちるのを待ちます。静かな環境で空の移り変わりを眺める幻想的な時間でした。
Access
飛行機で羽田空港から那覇空港を経由して約3時間。オンシーズンの夏は羽田空港から久米島空港までの直行便も出ているため、とても便利。また、那覇からは久米島行きのフェリーも出ている。
https://www.kanko-kumejima.com/
写真◎渡邊明音
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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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