山好きさんに教わるまち案内【宮崎県・県南】
ランドネ 編集部
- 2020年03月18日
自然のそばで暮らす山好きさんにそれぞれのまちのおすすめスポットを案内してもらうまち案内。もし自分がこのまちで暮らすとしたら……、そんな妄想をしながら旅の参考にしてみてくださいね。
今回のまち案内は、宮崎県の県南地域。案内してくれる山好きさんは、関東から宮崎の最南端へ、家族で移住して6年目だという横溝千乃さん。海から山、温泉まで、ゆったり過ごせるスポットとプランを紹介してくれました。
Index
今回の山好きさん：横溝千乃さん
PROFILE：宮崎県の南の果て、市木という小さな海辺の集落にあるきみどり工房の編集者・ライター。ときどきヨガ・ティーチャー。三日月のかたちのビーチ、石波海岸の近くで子育てをしながら、ゲストハウスを始める準備中
市内を抜け、南の果てのどこまでも広がる海を目指して
空港のある宮崎市内から、車で南下。思わず見惚れてしまうほど美しい海岸沿いの道を走り続け、最南端までたどり着くと都井岬があります。都井岬は、日本で唯一、馬が野生のままに暮らす場所。草原の向こうには、どこまでも広がる海が広がります。
移動に時間がかかるので、海沿いのドライブを楽しみながら都井岬を目指し、串間市周辺で宿泊するとゆっくり過ごせます。都井岬に向かう途中のタギリホテル がある市木も、静かな海が感じられる場所なんです。周辺にはコンビニやスーパーはなく、食堂も１〜２軒しかないので、食事や宿泊の計画は念入りに。
都井岬
▲都井岬には、太平洋を見渡せる小さなキャンプ場も
▲天然記念物の御崎馬が生息。約100頭の馬がいる草原は、ゆったりと草を食む馬たちがすぐ目の前に。小松ヶ丘、扇山などの遊歩道を登れる。馬について展示する「都井岬ビジターセンター」で、野外ガイドあり
ACCESS
タギリホテル ダイニング&スパ
▲全館DIYでリノベーションした、ダイニング、温泉、マッサージ、ショップのある小さなホテル。付近には美しい幸島のビーチがあり、海岸樹林帯を散歩するのも気持ちがいい
▲おいしいマフィンやコーヒーなどもテイクアウトできるので、おやつに持っていくのもおすすめ
DATA
住所：宮崎県串間市市木152
電話：0987-77-0238
営業時間：ダイニング 10:00〜16:00(ランチタイム11:30〜14:00)
温泉 土日11:30〜19:00(18:30受付終了) 月金14:30〜19:00(18:30受付終了)
定休日：火・水・木曜
※2020年夏前に閉館予定。宿泊は5月31日まで。
ゆっくり過ごすなら、渓谷や温泉も楽しめる日南市で宿泊を
途中で、日南市周辺で宿泊するプランもおすすめです。猪八重渓谷は苔の宝庫として知られ、森のなかを3kmほど歩ける道があります。清流沿いに歩けば、滝の音や鳥のさえずりに癒されて、いつもより深呼吸できるはず。森を歩いたら北郷温泉でリフレッシュしてくださいね。丸新荘なら日帰りでも堪能できます。
猪八重渓谷
▲大小さまざまな滝があり、夏は泳いだり、滝に打たれたりと、水遊びが楽しい
▲猪八重渓谷の入り口には無料の足湯も
ACCESS
車なら、田野ICから猪八重渓谷猪八重側入り口駐車場まで約40分。公共交通機関なら、北郷駅からタクシーで約15分
北郷温泉 べっぴんの湯の宿 丸新荘
▲猪八重渓谷のあとは、車で15分ほどの北郷温泉へ。昭和を感じるレトロな風情もいい
DATA
住所：宮崎県日南市北郷町大藤甲3619-2
電話：0987-55-2953
日帰り入浴利用時間： 9:00〜21:00(受付20:00まで)
定休日：なし(不定休)
※大広間の休憩所なし
山好きさんは山道を通るマニアなルートで
山好きさんは、約800mの石段がある八丁坂参道を通って本殿に参拝後、山道を通って海岸まで下って波切神社に行く、少しマニアなルートをどうぞ。鵜戸神宮にもアクセスが良いキャンプ場シネマヘブンも、高台にあり海を見渡せるロケーションですよ。
鵜戸神宮
▲日南市鵜戸の日向灘に面した鵜戸神宮。朱塗りの色が鮮やか
▲断崖絶壁、岩窟にある神社
DATA
住所：宮崎県日南市大字宮浦3232
電話：0987-29-1001
営業時間：4月〜9月 6:00〜19:00 10月〜3月 7:00〜18:00
シネマヘブン
▲敷地約2,000坪！海を見渡す丘のキャンプ場
▲レストラン、ショップなどがあり、ライブなどのイベントも開催する「みんなが笑顔になれる場所」
DATA
住所：宮崎県宮崎市内海3983
電話：0985-67-0735
営業時間：ランチ11:00〜14:30(LO)、カフェ15:00〜18:00
定休日：水・木曜
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陸続きでも離島に来たような不思議な感覚になれる県南。太陽が海に沈む夕焼け時はとくに絶景です。南の果てまで足を延ばしてよかった、としみじみ思えるはずですよ。
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写真、文◎横溝千乃
編集◎安藤瑞穂
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