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東武特急リバティに乗って、会津駒ヶ岳を歩く旅へ

せっかく旅に出かけるのなら、自然のなかでの過ごしかたはもちろん、移動時間だって特別なものにしたい。そんな方にぴったりなのが、東武鉄道の特急列車の旅です。

山岳収集家として活動する鈴木優香さんが東武特急リバティに乗って、日本百名山のひとつ会津駒ヶ岳を旅してきた模様をお届けします。

列車旅をしたのは

鈴木優香さん
山岳収集家。2016年より、山で見た景色をハンカチに仕立てる「MOUNTAIN COLLECTOR」の活動を開始。山歩きとものづくりなどを行き来しながら、美しい風景を集めている。

天空の湿原と、雄大な稜線がまつ会津駒ヶ岳へ

鉄道の旅が好きです。

“座っているだけ”でいいからです。車の運転ができないことを申し訳なく思う必要もないし、ナビがうまくできなくてもいい。窓の外をぼうっと眺めて、コーヒーを飲み、眠たくなったら目を瞑って。

東京から福島へ。特急リバティに揺られるこの3時間は、自分のための時間。川を越え、トンネルをくぐり、流れてゆく車窓の景色を眺めていると、緑が少しずつ色濃く輝いてくるのがわかります。

「次は会津高原尾瀬口」。

アナウンスを聞いて、大きな伸びをする。どこか懐かしさを感じる駅のホームに降り立つと、太陽はすでに真上にあって、あたりには賑やかなセミの声が響いていました。登山の拠点となる檜枝岐村は、ここからバスで1時間。

“あした天気”という優しい名前のレストランで遅めの昼食をとり、そこから見通りオートキャンプ場まで歩いて、この日の寝床となるテントを張りました。

山に囲まれたこの村では、沈む夕陽を見ることはできません。そのかわり、さっきまで雨を降らせていた雲がピンク色に染まるのを見て、私たちはもうすぐ夜が来ることを知るのです。

会津駒ヶ岳は、日本百名山のひとつです。山頂の標高は2,133m。

登山口からの標高差は1,200mなので、これを登って下りてくると考えると、不安が頭をよぎります。けれど、ひとたび山に入ってしまえばもう大丈夫。地面に揺れる木漏れ日を追いかけながら、段差をひとつ越え、またひとつ越え。呼吸が乱れないようにゆっくりと、ただ足を前に出していけばいいのです。

ふうっと一息ついて顔を上げると、そこにはひときわ大きな木が立っていました。ミズナラの木です。深い凹凸を持つ木肌。葉は鋸のようにぎざぎざとしています。

続いてブナの林が始まり、そこにオオシラビソの木が混じる。植生が変わるにつれて木陰が減ってくると、視界は次第に明るく開けていきます。じりじりと照りつける太陽の光に、汗が流れる。

「暑い…‥」と不満を漏らしながらも、久しぶりに感じる”夏山らしさ”に、思わず笑みがこぼれます。

登り始めて3時間ほど経ったころ、目の前に現れたのは、会津駒ヶ岳へ緩やかに繋がる広々とした台地でした。

深い緑色の湿原に伸びる、ひとすじの木道。それを覆うように咲き乱れるのは、コバイケイソウの白い花。

吹き抜ける爽やかな風に背中を押してもらい、その先に見える駒の小屋まで一気に登ります。荷物を降ろし、カメラを首にかけて、山頂へ。

登って来た道を振り返ると、山小屋の前に広がる大きな池塘は、青い空と夏の雲を映し、きらきらと輝いていました。

(文・鈴木優香)

 

会津駒ヶ岳登山マップ

コースタイム

計6時間45分
駒ヶ岳登山口
↓30分
滝沢登山口
↓3時間
駒の小屋
↓20分
会津駒ヶ岳
↓15分
駒の小屋
↓2時間20分
滝沢登山口
↓20分
駒ヶ岳登山口

アクセス

東武浅草駅発、東武特急リバティ会津に乗車し会津高原尾瀬口駅へ。会津バスを利用して駒ヶ岳登山口まで行き、そこから林道を30分ほど歩くと登山口にたどり着く。

鉄道に関するお問い合わせ:東武鉄道お客さまセンター
☎03-5962-0102(9:00~18:00/年中無休 ただし年末年始を除く)

浅草から東武日光、会津田島間を乗り換えなしで結ぶ特急リバティ。座席では無料Wi-Fi環境、コンセントも完備。快適な列車旅を提供してくれる。

アドバイス

コースタイムが7時間弱あるため、都内から向かう場合は前泊を考えるのが無難。会津バスで降車できる檜枝岐村内のバス停付近には、登山客に親しまれているキャンプ場や旅館などがあるため、ぜひ活用してみよう。

 

旅のお立ち寄りスポット

見通りオートキャンプ場

会津駒ヶ岳登山口付近に位置するキャンプ場。近くに川が流れ、林に囲まれているため、夏でも涼しいのが魅力。総合温泉スポーツ施設「アルザ尾瀬の郷」まで徒歩3分で入浴なども可能。

あした天気

自家製のハーブと野菜をつかった洋食屋。オムライスやパスタ、グラタンなど、檜枝岐村で洋食が恋しくなったときにおすすめ。お店の名前は、登山客の「明日は晴れるといいね」という思いから名付けられたそう。オーナー夫婦の人柄も魅力。

  • 住所:福島県南会津郡檜枝岐村字下ノ台367-1
  • 電話番号:0241-75-2177
  • 営業時間:10:00 ~ 20:00(L.O.19:30)
  • 定休日:水曜・木曜は臨時休業あり

駒の小屋

会津駒ヶ岳山頂下、駒の大池そばに位置する山小屋。収容人数は30人ほどでアットホームな雰囲気が素敵。山好き夫婦がふたりでのんびりと営業していて、登山客の心くすぐるオリジナルグッズにもファンが多い。宿泊の際は必ず予約を。

  • 標高:2,060m
  • 電話番号:080-2024-5375(7:00 ~ 19:20)
  • 営業期間:4月下旬~10月下旬
  • 料金:素泊まり3,000円(寝具付き)
  • https://komanokoya.com

 

衣装協力:モンベル https://www.montbell.jp

[電車移動]
KAMICO ベレー ¥3,630
バンダナ アルパインプランツ ¥990
KAMICO ラウンドネック Tシャツ Women’s ¥5,390
KAMICO スカート ¥5,280
チャチャパック 35 Women’s ¥20,130
U.L.MONO ショルダー M ¥1,870

[山登り]
WIC.ライト プリントショートブリムハット ¥2,970
WIC.ボーダーロングスリーブT Women’s ¥4,180
リッジラインパンツ Women’s ¥7,370
チャチャパック 35 Women’s ¥20,130
WIC.トレッキング 5トゥソックス Women’s ¥1,980
シューズは私物

[テント泊]
シャミースジャケット Women’s ¥5,500
KAMICO スカート ¥5,280
ジオライン M.W. タイツ Women’s ¥4,400
WIC.トラベルアンクルソックス Women’s ¥1,045
ロックオンサンダル ¥3,740

ステラリッジ テント2 本体 ¥32,120
ステラリッジ テント2 レインフライ ¥14,850
U.L.コンフォートシステムピロー ¥3,410
コンフォートシステム エアパッド 150 ¥9,900
シームレス ダウンハガー800 Women’s #3 ¥31,900

 

旅のようすを動画でも公開中!
ぜひチェックしてみてくださいね。

動画はこちらから

 

鉄道に関するお問い合わせ:
東武鉄道お客さまセンター ☎03-5962-0102(9:00~18:00/年中無休 ただし年末年始を除く)
企画協力:
尾瀬檜枝岐温泉観光協会 ☎0241-75-2432 http://www.oze-info.jp

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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