【連載】Keishi Tanakaと過ごす1日#02 田口恵人&水村里奈
ランドネ 編集部
- 2018年09月27日
『ランドネ』で連載中の「TODAY’S ANOTHER DAY~Keishi Tanakaと新しい1日を過ごす~」。毎回、ケイシさんがミュージシャン仲間などのゲストをアウトドアへ連れ出し、日常とは違う“また別の日”の魅力を紹介しています。
LUCKY TAPESの田口恵人さん、ダンサーの水村里奈さんとSUP体験!
「ランドネ11月号 No.102」のゲストは、LUCKY TAPESの田口恵人さんと、ダンサーの水村里奈さん。ふたりとも初めてだというSUP(スタンドアップパドルボード)を体験するべく、以前も連載で訪れた逗子海岸へ。誌面には入り切らなかった3人のトークを、ここでお届けします!
まずはSUPツアーのスタッフ(アイさん)も交えて記念撮影から!
沖に出るまでは、ボードの上に座ってパドルを漕いでいく。
みなすぐに立つことができ、少しだけ不安そうだった顔もすぐ笑顔に。
ケイシ:まずは、おつかれさまでーす。乾杯!
ふたり:ありがとうございます!乾杯!
ケイシ:いやー、リナちゃんを誘ってよかったー!
恵人:ほんとよかった(笑)
リナ:(笑)
──初めてのSUPはどうでしたか?
恵人:後半、風が強くて辛かったです(笑)
リナ:完全に無力でしたね(笑)
ケイシ:あのときは、メインになる江の島入りの写真を狙ってたんだよね?でも全然前に進めなかった(笑)。前回の連載撮影では行かなかった川のほうにも行けて、おもしろかったな!リナちゃんは、俺らがボードの上に立ってからじゃなくて、“私、立てますけど感“を感じた(笑)。実際に早かったしね。ダンスの体幹が活かされてるのかな。
リナ:そうですかね(笑)。最初は風も波も穏やかで、うまくできたらかたよかったです。
恵人:正直、最初はSUPをなめていて。でも、実際はコツをつかむまでに時間がかかりました。漕ぐ角度で進む方向が変わるし、潮の流れとか波でも変わるし。楽しかった!
海から川へ。すぐそばに民家が並んでいるコントラストが、かわいくておもしろい。
天気も最高!スイスイ自由にSUPを楽しむ。
──ケイシさんと恵人さんとの出会いは?
ケイシ:恵人とは3、4年前くらいかな?
恵人:下北沢スリーですね。
ケイシ:ちょうど、バンドセットのベースを探しているときで。LUCKY TAPESの演奏を見て、「おや?このベースはいいぞ!」と。それで、サポートとか興味ある?と、声を掛けたのが最初かな。
恵人:「おや?」ってなってくれたんですね。うれしい。楽屋であいさつしたときに、「はじめまして、ケイシです!」って。シュっとしていてかっこいい先輩だなと思いましたね。
ケイシ:それ、全然覚えてない(笑)。今回、逗子でSUPだったから、すぐに恵人の顔が浮かんだな。逗子のエピソードも聞けるかなと。
──恵人さんは逗子にゆかりがあるんですか?
恵人:小学校4年生から鎌倉に引っ越してきて、高校から逗子高校だったんです。逗子海岸にはあんまり来たことがなかったけど。
ケイシ:高校生のときとか、サーフィンはやらなかったの?
恵人:やらなかったですね。そのころには音楽をはじめていて、陸上部と兼部で。
ケイシ:恵人はがっつりヒゲ面だし、男ふたりかぁ、連載の画的にどうかな(笑)と思っているところのいいタイミングで、飲み屋で出会ったのがリナちゃん。
リナ:はい、LUCKY TAPESのMVに参加させてもらい、ライブにも出させてもらって。その打ち上げで行ったお店が気に入って、そのあとプライベートでも行ったところでケイシさんと出会いました。
ケイシ:お店の人の紹介で、わざわざ挨拶にも来てくれて。いい子だなって(笑)
ひとりでは乗りこなせていたのに、ふたり乗りしてみるとなぜか不安定(笑)。
大人の男ふたりがはしゃぐ姿。
それを見て笑う美女。すてきなメンバーでの時間はあっというまに過ぎた。
──お互いの印象は?
ケイシ:リナちゃんは、近年稀にみる礼儀正しい子。
恵人:めちゃくちゃいい子。
ケイシ:何歳だっけ?
リナ:23歳です。
ケイシ:飲み屋で立ち上がらないよね、フツー!
リナ:ケイシさんは、年齢的に一緒くらいかと思いました。ノリも柔らかいし、コミュニケーションとりやすくて。インスタグラムを見ると、ライフワークも共有していて、さらっとしていてバリアがない感じ?接しやすい方だなと。
ケイシ: 30歳を過ぎて、話しやすいって言われるようになったし。話し好きなのがバレたとも言える(笑)。恵人の印象ってどうですか?
──文学青年とか、ムダなことは嫌いなタイプ?
恵人:ムダしかないですよ(笑)
ケイシ:よくウチに泊まりに来たりもするんだけど、朝起きると、ベランダが空いたまま恵人の姿がなくて。テーブルの上の花瓶は倒れて水浸しになってるし。たぶん、酔ってタバコを吸ってたんだろうなとはすぐに思ったけど、「俺、9歳年上なんだけどな」と(笑)。
恵人:抜けてるみたいです(苦笑)
ケイシ:そういうネタはたくさんあるね。
リナ:なんか分かります。いろいろとやらかしちゃうけど、愛されキャラ?
水の上を満喫したあとは、海の家でまったり。
リナさんの大好きだという「チーズとはちみつのピザ」もビールと一緒にオーダー。
──リナさんは、いつからダンスを?
リナ:小学校4年生、10歳からですね。妹が先にバレエをやっていて、私も親に連れられて体験に行ってみたらすごくイヤでした。なんでこんなタイツとか、レオタードでやってるんだろう、恥ずかしい!って。でも親はやりなさい、私は1カ月で辞める、って言ってはじめてみたら、だんだん楽しくなっていって。妹は辞めても、私は本格的にバレエができるところに変えたりしながら、すっと続けてました。高校もダンスの学校へ行ったり。
恵人:ダンスの高校なんてあるんだ!
リナ:芸術高校で、ダンスと演劇が一緒になったクラスに入って、そこでコンテンポラリーダンスコースを選びました。大学も日本女子体育大学の舞踊学専攻。バレエの前はバイオリンもやってたんですけど、高校で大学受験のときに、どちらかに絞るってときにダンスを選びましたね。バイオリンの練習は休んでも、ダンスだけはやめられなかったから。
SUPの感想を話していると次はどこで遊ぼうかという話に。アウトドアの魅力を伝えられたようだ。
──いままでのアウトドア経験は?
リナ:キャンプとか好きです!とくに焚き火が。
恵人:焚き火ってどうやって楽しむの?
ケイシ:焚き火は料理のための火でもあるけど、夜通し火を眺めてるだけでもよくて。焚き火を見てると、人は素直になれるみたい(笑)
リナ:ケイシさんは北海道出身ですよね?小さい頃、北海道でラフティングした思い出あります。結構激しかったな。でも乗ってるだけでも楽しかった印象です。
ケイシ:ラフティングいいね。やってみたい。
──今後、ケイシさんとやりたいことはありますか?
ケイシ:恵人は山登りとか興味ないの?
恵人:ちょっとあります。キャンプもしてみたい。あと、ボルダリング?
ケイシ:富士登山とかいいかもよ。去年登ってみて、すごくよかった。登る前は、ぶっちゃけ登らなくてもいいでしょと思ったけど、ここが日本一なんだって、いま富士山にいるっていう達成感は、富士山でしか味わえないって思ったし。
恵人:チャレンジしてみたいけど、辛いんですよね?長時間は歩けないかも(笑)
ケイシ:恵人は体力がなさすぎるんだよ。バンドリハの休憩も、恵人のタバコ休憩に俺らが合わせる感じだもんな(笑)。
──逗子の周辺にも、2~3時間で登れるいい山がありますよ!
恵人:そういえば!小さいときに丹沢の大山に家族で登りました。シカとかがいて、楽しかった記憶があります。あと、釣りは行きたいっす。バンドマンって、釣り好き多いですよね。
ケイシ:釣りはリベンジしたい!前回は1匹も釣れなかったから。
恵人:なんか楽しい仕事ですね(笑)
ケイシ:リナちゃんとは、LUCKY TAPESがやってるけど、MVとかライブで一緒に作品を作りたい。
リナ:ぜひ!
恵人:ライブのダンスは見ていて、楽しかったな。
ケイシ:全部フリー演技?
リナ:はい!一応、流れは決めておくけど。ライブのステージに立ったとき、客席の生き生きしたお客さんの顔とか見えて、ミュージシャンの人たちはいつもこんな場所でライブをやってるんだって驚きました。舞台だとあまり客席までは見えないので。キラキラしていて、お互いチャージし合えますよね!
ケイシ:今日は、ふたりが楽しそうでよかった!
●本日のゲスト/田口恵人
LUCKY TAPESのベーシストであり、Keishiのサポートも務める。大型フェスにも多数出演。グル―ヴィ―なプレイは必聴だ。好きなミュージシャンは、コリーヌ・ベイリー・レイ。http://luckytapes.com/
●本日のゲスト/水村里奈さん
コンテンポラリーダンサー。自由に自分を表現して踊るスタイルで、ミュージックビデオなどの映像作品にも多数出演している。好きなミュージシャンは、バーディー。https://mizumurarina.amebaownd.com/
●Keishi Tanaka
ミュージシャン。Riddim Saunter解散後、バンドセットを中心に、場所や聴く人を限定しないスタイルで活動中。新譜をチェックして、ライブへ!スケジュールはHPで。http://keishitanaka.com/
Keishi Tanakaの「月と眠る」
その他のストーリーを見る
Share
Profile
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。