テント泊アイテム購入の際の参考に!山好き3人がテント泊装備を徹底調査
ランドネ 編集部
- 2022年08月10日
「がんばらない山キャンプの始め方」が特集のランドネ9月号では、テント泊のマストアイテムであるテント、寝袋、マットを徹底比較しています。どう選べばよいか、山好き3人が使い勝手を確かめながらご案内。なにかと重宝するアタックザックも調査しました。ここでは本誌から一部アイテムをご紹介します!
Index
Tent【テント】
軽量性と丈夫さのバランスに優れた一張
モンベル/ステラリッジテント1+レインフライ
インナーテントにわずか10デニールという薄いながらも優れた強度を備えた、新開発の生地を採用。世界トップクラスの軽量性と耐風性を実現している。過酷な環境下でその実力を発揮
モンベル/ステラリッジテント1+レインフライ
テント¥30,250、フライ¥13,750
総重量:1.34kg
サイズ:間口90×奥行210×高さ105cm
小野泰子さん:このテントは吊り下げ式。このタイプはインナーテントに付いているフックにフレームをかけることで立ち上がるのですね。スリーブ式ばかり使っているので、新鮮です。設営時間の差はほぼないような気がします。
功刀真由さん:吊り下げ式は、先にインナーテントの四隅をペグダウンしてから立ち上げるので、風が強いときは飛ばされなくてよいですよ。構造上、インナーテントとフライシートのあいだが広いので、空気がとおり、結露しにくいのが特徴ですね。
渡辺佐智さん:入り口は短辺側にあるんですね。狭い場所に設営するときは、長辺側のタイプよりも張りやすそう。そして、フライシートは別売りで、イエローをはじめ全4色あるので好みの色を選ぶ楽しみがあっていいですよね。アイボリーもすてき。
Sleeping Bag【寝袋】
効率的に保温できる構造を駆使した自信作
ナンガ/オーロラライト450DX
760フィルパワーのホワイトダックダウンを使い、寒さを感じやすい足元には多めに投入。身長に合わせ、サイズはショート、レギュラー、ロングが選択できる
ナンガ/オーロラライト450DX
¥45,100
快適温度:0℃ 下限温度:-5℃
重量:865g
功刀真由さん:おなか側はダウンの保温性能を活かすためにもっとも効率的に、背中側は軽量で小型にできる構造になっているとか。そうそう、ナンガといえば永久保証が魅力で、破れや穴あきの直しは基本、無償で対応してくれるので安心感がありますね。
渡辺佐智さん:中に入ってすぐにふんわり感に包み込まれました!保温性や断熱性、弾力性のあるスペイン産のホワイトダックダウンのおかげなんですね。表面は防水透湿素材ということで、シュラフカバーを買う必要がなくなるのかな。
Sleeping Mat【マット】
レギュラーモデルより保温力が高い女性用
サーマレスト/ネオエアーXライト女性用
世界中で愛用者がいるネオエアーシリーズのなかでも、汎用性が高いと評判。表側にはソフトで肌触りがよく、滑りにくい生地を採用している
サーマレスト/ネオエアーXライト女性用
¥27,500
重量:340g サイズ:幅51×長さ168×厚さ6.4㎝ R値=5.4
お問い合わせ先:モチヅキ
功刀真由さん:183cm丈のレギュラーモデルに対し、この女性用モデルは168cm丈なんですが、違いは
それだけではなくて。R値がレギュラーモデルは4.2で、これは5.4。熱損失を最小限に抑える技術を搭載したパネルが、多く入っているからだそう。
小野泰子さん:より温かく、快適に過ごせるということですね。重さは、レギュラーと女性用はおなじですね。私はバルブに注目してみたのですが、従来に比べて空気を入れる作業時間は3分の1、空気を抜く作業時間は2分の1に短縮されたそう。
Lightweight Backpack【アタックサック】
デザイン性と機能性が見事に融合
ロウロウマウンテンワークス/コクーンパック
軽くて撥水性の高い、インビスタ社のコーデュラシルナイロンを使用している。フロントポケットを利用するパッカブル仕様
ロウロウマウンテンワークス/コクーンパック
¥9,900 容量:12~14ℓ
カラー:ターマック、他4色 重量:190g
お問い合わせ先:ロウロウマウンテンワークス
渡辺佐智さん:横幅23cmとスリムなシルエットなので、小柄さんが取り入れやすいですね。190gと超軽量ながら、5.5cm幅のショルダーハーネスはパッド入りで本格的なんです。
小野泰子さん:初見で背負ってみたいと思わせるデザインとカラー!メインコンパートメントは上部のドローコードで開閉しますが、ファスナーが付いたサイドからも直接アクセスできますね。
わたしたちが試しました!
登山ガイド
渡辺佐智さん
山梨を拠点に春から秋は 登山ガイド、冬はバックカントリーガイドとして全国の山へ赴く。この夏、プライベートでは南アル プス・北岳でのテント泊山行を予定
SUNDAYスタッフ
功刀真由さん
山梨県甲府市にあるアウトドアショップ「SUNDAY」で、ハイカーのギアやウエア選びに親身に相談にのってくれる。地元の山々で遊びながら数多くの製品をチェック
フリーランス編集者
小野泰子さん
北アルプス山麓に移住して早1年。山とふもとの情報を雑誌やウェブで発信中。山のZINE(小冊子)づくりワークショップも行なう。今夏は裏銀座のテント泊縦走が楽しみ
ランドネ9月号では、他アイテムも多数紹介中です!ぜひこの夏のテント泊の参考にしてみてください。
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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