無理せず楽しめる、のんびりテント泊ルートプラン。雷鳥沢キャンプ場・見晴キャンプ場
ランドネ 編集部
- 2022年08月19日
衣食住を背負って、今度のテント泊はどこへ行こう?「長く遠く」もいいけど 「近場をゆっくり」も魅力的。リラックスしながら楽しめるのんびりルートを、ランドネ9月号からふたつピックアップしてご紹介します!
特集◎がんばらない山キャンプの始め方
Index
立山の絶景を眺めながら、
広いキャンプ場でお手軽テント泊
◎アップダウンが少ない
見上げるような急登や長い下りが少ないコース。周りの景色を観賞しながら、ゆっくりトレッキングを楽しもう
◎ロープウェイで登れる
スタート地点までロープウェイで向かうコース。ふもとから長い上り坂を歩かずに、眺めを楽しみながら一気に標高を稼げます
富山県
雷鳥沢キャンプ場
北アルプスの北部に連なる立山連峰。その玄関口として有名な室堂から、約50分の距離にあるのが、「雷鳥沢キャンプ場」だ。ロケーション抜群のテント場に泊まって、立山の前衛峰として知られる奥大日岳を目指す。
初日、周囲に高い木が生えていない開放的なテント場では、立山連峰の迫るような雄姿を仰ぎ見ながら、夜になると満点の星空を観賞できる。翌日は室堂乗越を経由して奥大日岳に向かい、ピークから北東の空にそびえる剱岳の猛々しい姿を一望しよう。帰りは来た道を戻って荷物を回収。テントを片付けて室堂に戻る。
PLAN
Day 1.
室堂→雷鳥沢キャンプ場(約50分)
Day 2.
約5時間40分
雷鳥沢キャンプ場→奥大日岳(2時間40分)→雷鳥沢キャンプ場(2時間)→室堂(1時間)
DATA
雷鳥沢キャンプ場
標高:2,277m
予約:不要
TEL:090-1632-9141(雷鳥沢野営管理所)
料金:1人1,000円
テント設営数:約350張
水場:あり
アクセス:車の場合、北陸道立山ICから立山駅に向かい、ケーブルカーとバスを乗り継ぐ。公共交通機関の場合は電車で立山駅へ。夏期限定でJR北陸新幹線富山駅から直行バスも出ている
尾瀬ヶ原に続く木道で、湿原と沼を巡る旅
◎アップダウンが少ない
見上げるような急登や長い下りが少ないコース。周りの景色を観賞しながら、ゆっくりトレッキングを楽しもう
群馬県/福島県
見晴キャンプ場
尾瀬ヶ原は、のんびりハイキングの人気コース。5月下旬から有名なミズバショウが咲き始め、9月下旬まで約900種類以上ともいわれる花々を観賞できる。10月上旬には、湿原や山肌が赤や黄色に染まる錦秋の絶景を楽しみたい。
出発は、尾瀬の西の玄関口、鳩待峠。斜面を下りきった山の鼻から水平の木道歩きが始まる。点在する池塘を愛でながら竜宮小屋を過ぎると、見晴キャンプ場はまもなくだ。翌日、緩やかに山道を登りながら、国内最大の湖沼、尾瀬沼へ。清らかな水面に癒やされたら、三平峠を経て豊かな尾瀬をあとにしよう。
PLAN
Day 1.
約3時間
鳩待峠→山の鼻(1時間)→龍宮小屋(1時間30分)→見晴キャンプ場(30分)
Day 2.
約4時間45分
見晴キャンプ場→白砂峠(1時間45分)→沼尻(尾瀬沼)(30分)→長蔵小屋(1時間)→三平峠(40分)→一ノ瀬(50分)
DATA
見晴キャンプ場
標高:1,415m
予約:不要
TEL:090-9749-1319(燧小屋)
料金:1人1000円
テント設営数:約100張/水場:あり
アクセス:車の場合、関越道沼田ICから戸倉地区へ。戸倉からは乗合バスまたはタクシー。公共交通機関の場合、JR上越新幹線上毛高原駅もしくはJR上越線沼田駅からバス
ランドネ9月号
特集は「がんばらない 山キャンプの始め方」
ランドネ9月号特集「がんばらない、山キャンプの始め方」では、できるだけ長く、多くの人に山でのテント泊を快適に楽しんでもらうためのヒントを、たっぷりと詰め込みました。ここでご紹介したがんばらないテント泊ルートのほかにも、テント泊に欠かせないテント、寝袋、マットの使い心地を比較するインプレッションや、かんたん山ごはんレシピなど、盛りだくさん。
いっしょにテント泊をはじめて、山の新しい楽しみを見つけてみませんか?
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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