富士山とおなじご利益あり!全国の富士塚に登る【#6 白山富士塚】
ランドネ 編集部
- 2022年09月09日
登れば本物の富士山を登ったときとおなじご利益があるとも言われている富士塚に、地図好き芸人・小林知之さんが参拝。みなさんの抱える悩みやモヤモヤを、山の頂に届けてくれます!
独自路線を進む富士塚
富士塚は富士山のミニチュアのことで、日本全国にあり、都内にも多くの富士塚が残されています。それならば、登って富士山とおなじご利益を手軽に得ちゃいましょう。そしてそんなパワーがあるなら、悩みも考えごとも、きっと解決してくれるはずです。
【お便りいただいたF美さんのお悩み】
「山仲間と歩くペースが違い、ひとりのほうが気を使わずラクだなと思ってしまいます」
「白山富士塚」で悩みを成就
今回は都営地下鉄白山駅から3分、地下鉄南北線本駒込駅からでも5分ほど、文京区にある白山神社、白山富士に悩みを成就してもらいましょう。富士塚とひとくくりにいっても、個性はさまざま。そんななか、ひときわ独自路線を歩んでいるのが白山富士。
富士塚は通年登れるところは珍しく、多くの富士塚はお正月三が日と、富士山の山開き7月1日前後にしか登れません。お正月と山開きの日に登れるのは、富士塚界隈では合わせているんですね。でも白山富士は違います。お正月も山開きの日にも登れません。白山富士に登れるのは、あじさい祭りのある6月11~19日前後だけ。
そんな独自路線を歩む白山富士さんからひと言。
「パートナーはひとそれぞれ、でも“楽”よりも“楽しい”道を」
白山富士には、あじさい祭りのとき、たくさんの人が登りに来ます。富士塚もあじさいでいっぱいになります。おそらく、ただの富士塚だけではここまで多くの人は登りに来ないと思います。あじさいがいっしょだから登りに来るんです。白山富士は独自の路線を歩みながらも、別の視点でパートナーを得ているのです。白山富士には、白山富士に合うパートナーがいます。
今回のお悩み、これは山だけでなく、日常生活でも感じている人がチラホラいるんじゃないでしょうか。この悩みを抱えている方って、絶対に優しい人だと思うんです。だれかといっしょに行動するって気を使うじゃないですか。でも気を使いながらも楽しめるパートナーが必ずいるはずです。自分のペースで物事を決めるのは少し勇気がいりますが、楽だからではなく、楽しいからを大切にもって、進んでみてはいかがでしょう?
プロフィール/小林知之
太田プロダクション所属の芸人。芸人といいながら日本大学地理学科で学んだ地理好きスキルを使って、地図会社で働いたり、国土地理院で地図の講習をしたり、国旗の本を出したりと、謎のWワークをする二児の父。芸人としては竜兵会所属、コント中心のおもに「つっこみ」と呼ばれる役割を担っている。
Instagram:@cobayashitomo
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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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