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高橋優がニューアルバム『ReLOVE & RePEACE』を10/5にリリース|高橋優が考える、山と音楽のさらなる楽しみ方とは

宇宙的感覚を研ぎすます「山と音楽のさらなる楽しみ方」をテーマに、さまざまなミュージシャンにインタビューしていくシリーズ。音楽フェスをはじめ、アウトドアフィールドで聴きたい音楽を紹介する。

ニューアルバム『ReLOVE & RePEACE』を10/5にリリース

高橋優が「何がなんでも、自分史上最高傑作にしたい」と意気込むアルバム『ReLOVE & RePEACE』が10月5日に発売される。「アルバム制作もちょうど9合目」。バンドメンバーやスタッフにも物理的にわがままを聞いてもらい、サウンドの世界観にも自らこだわりぬいた今作について語ってくれた。

——まずは、名だたるアーティストが歌ってきた愛と平和のテーマがアルバムのタイトルに入っていて、気合いと覚悟を感じました。

高橋:気合いもそうですが、自分の感情や疑問とか、いまの言葉にしづらい渦巻くもののスピードが速くなっているように思っていて、その表れなのかなと。もちろんデビュー当初から同じようにあるものですけど、自分のなかの作りたい思いが加速している実感があって。

——1曲目「あいのうた」から強力でした。混沌とした時代の感じに踏み込んだ言葉が詰まっていて、ハッとさせられました。

高橋:この曲こそ、部屋で夕暮れ時に即興で作って、自分のなかでうごめくものをそのまま形にした曲なんです。<世界平和を祈って唄うような柄ではない>あたりから組み立てていきました。曲自体に迷いは一切ないのですが、自分でも練習しなければならないほど、情報量が多くて難しい曲なのでライブでやれるかな(笑)。だから、まず言葉を聴き取ってくれたのは、うれしいですね。

——アルバムの構想はどのくらいからあったんですか?

高橋:2月の日本武道館公演が終わったあたりから、歌詞の世界観や何を表現するかというのは見えていて、曲作りの段階で実験的なことをやる時間が長かったですね。実はアルバム収録曲のレコーディングも全部やったばかりで、音像が見えてきたのは結構最近なんです。

——おお! 事前準備に時間を。

高橋:そうですね。前作『PERSONALITY』はラブソングが多かったのですが、今作は恋愛とは違う人と人とのつながりを、自分の視点から改めて見つめていて。戦争が起きている世の中で、全身全霊で戦争反対と言うんだけど、そう言っているお前は全人類に対して平和を体現できているかと言うとできていない。ポジティブなことと同じくらいネガティブなことも考えているし、表裏一体なところはずっとあるから、いま、全ての答えを出したい思いはないけれど、なぜ人と人は争ったり憎み合ったり、逆に愛し合ったりするんだろうっていうところに自分の視点を投じました。

——先行配信された「勿忘草」はどのように生まれたのですか。

高橋:こういう言葉って風になってどこかに届くかもしれないし、自分の涙が誰かの希望になるかもしれない。端的にひとりじゃなくて、誰かの優しさに触れる、循環するなかに僕らは居るなと思うんです。ここ何年か人の生き死に立ち会って、向き合うなかで、その存在が完全になくなったように思えなくて。目の前にいたり、LINEを何分おきにしているようなことが、人とつながっているということでもないなと。循環するなかには、存在を感じることや名前を呼ばれているように感じることはあるんじゃないかなと。

——自然にも循環のような作用ってありますよね。

高橋:そうですね。東京にいると人工的なものに慣れてしまうんですが、自然に触れると充電されていることに気づきますね。僕、秋田県横手市という自然がたくさんある環境で育って。子供のころは都会に憧れて、実際賑やかなのも楽しいんですけど、山で育った人間だなって帰るたびに五感で感じるんです。

——地元の山ってあるんですか?

高橋:いやもう、実家の徒歩5分圏内に山があって。高校生のころ、みんなが寝たあと、家の中だと起きちゃうから、毎日山に登って山で歌っていたんですよ。

——山で歌の練習を!

高橋:そうそう。路上ライブを始める前からやっていたんで、それが原点なんです。リアルにたぬきとか狐とかの存在を感じながら。本物の狐の鳴き声ってコンコンとかじゃなくて、ギャーーなんですよ(笑)。だから、僕、ライブ前って、結構緊張しいなんですけど、野外で自然があふれている場所だと緊張しないんですよ。やっぱり山育ちだから自然の景色を見ていると安心するみたいです。

Field Like Music
◎アウトドアで聴きたい1枚。

OAU /『New Spring Harvest』

BRAHMANのメンバーを中心に結成されたバンドで、僕は、高校生のころBRAHMANの曲をコピーしていたので、OAU の結成当初から注目していました。2011年にコラボステージのある野外フェス「JAPAN JAM」に、OAUと高橋優で出演してそれぞれの曲を歌わせてもらって。そのつながりから福島の「風とロック芋煮会2019」でも一緒にやらせてもらって。もともと好きで尊敬の念もずっとありますが、より愛を感じているんです。

高橋 優(たかはし ゆう)

2010年7月メジャーデビュー。秋田県より「あきた音楽大使」に任命され、2016年より高橋優主催の野外フェス「秋田CARAVAN MUSIC FES」をコロナ禍まで毎年開催。今年は3年ぶりに北秋田市・大館能代空港周辺ふれあい緑地にて開催(9月17・18日)し、テーマソング「秋田の行事(feat.柳葉敏郎, 藤あや子, 佐々木希 & 秋田県人会)」も披露した。10月5日、『ReLOVE & RePEACE』発売する。
https://www.takahashiyu.com/

Information

『ReLOVE & RePEACE』
10.5 release
(CD+DVD※初回限定盤A〜C、DVD収録内容違いで3種)¥4,500+税
(CD※通常盤)¥3,000+税
Warner Music Japan

LIVE

高橋優 LIVE TOUR 2022-2023「ReLOVE & RePEACE 〜ReUNION前編〜」
前編は、ファンクラブ限定公演となる12月23日神奈川・よこすか芸術劇場を皮切りに、2月3・4日の東京・中野サンプラザホール、2月23・24日秋田・あきた芸術劇場ミルハス、3月30・ 31日大阪・フェスティバルホールほか、全国11箇所14公演を予定している。

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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