アウトドアタウンときがわで里山遊び #2|地図読みができれば里山はもっと楽しい
ランドネ 編集部
- 2023年05月08日
「アウトドアといえば、ときがわを思い浮かべるような”アウトドアタウン”にしたい!」。そんな思いを抱き、地元の人を巻き込みながら日々さまざまな活動を行なう、野あそび夫婦のアオさんこと青木達也さんが、ときがわの自然の楽しみ方や、そこで暮らす魅力的な人たちなどを紹介します。
地図読みができれば里山はもっと楽しい
「ときがわ町は暮らしと山が近くていいですねー!」と目を輝かせながらレジカウンターに立つ僕に話しかけてくれたお客さまがいた。その次の週も彼は来店し、メモで埋め尽くされた地図を手に持ちながら「地図の読み方を気軽に学べるオリエンテーションようなイベント一緒にやりませんか?」と提案してくれたのだ。
彼の勢いは凄まじく、時間を見つけては、ときがわ町を走り回り、あっという間にいくつものチェックポイントが記されたオリジナルマップを作りあげてしまった。パッション溢れる彼をここではT先生と呼ぶことにする。
恥ずかしながら自分は地図読みに関してまったくの素人なので、T先生にまずは初歩的なところをレクチャーしてもらった。少し教えてもらっただけでも、地図から町の風景や山の道などを想像することができて驚いた。いつも登っている山も、地図で見るといろんなルートで登れることに気づく。知人が「地図を読みながらお酒が呑める」というようなことを言っていたが、ようやくその意味が分かった気がする。
自然のなかで暮らしたいと思って移住先を探していたころは、Googleマップを見ながら闇雲に車でグルグル走っていたが、地図が読めたらもっと効率的に理想の場所探しができたのではないだろうかと思う。
例えば、この辺りは宅地が少なくて静かな場所だろうけど、山の位置からして日陰の時間が長いかもしれない、とか。町の中心部から離れているようだけど、山をひとつ越えればすぐに行ける道がある、とか、現地に行く前になんとなくイメージできたりする。“地図から考える里山移住”、オススメです。
地図読みって聞くとなんだか難しくて退屈そうだけど、普段の生活に落とし込むと案外身近に感じられるのではないだろうか?ということで、T先生と「TOKIGAWA MAP READING」というイベントを企画した。
最初に地図読みの基本について学び、その後、実際に地図に記されたときがわ町のチェックポイントを回って得点を競うオリエンテーションのようなゲームを実施するといった内容だ。
車で通り過ぎるだけでは出会うことのできない、自然の風景や人々の暮らしが見えることで、いつもと少し違った目線でときがわ町を楽しめるはず。気になった人はぜひ、GRIDのインスタグラムでチェックしてみてください!
https://www.instagram.com/p/CqrET4FvH7R/?igshid=YjNmNGQ3MDY=
Profile|青木達也(アオ)
レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。https://noniwa.jp/
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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