【子どもの山ウエア選び】寒暖差に注意! マスターしたい「重ね着」のポイント
ランドネ 編集部
- 2016年10月14日
アウトドアに最適なこの季節、親子でハイキングという方も少なくないのでは? 体温調整能力が低い子どもにとって、天気や気温が変動しやすい山でのウエアはとても大事。子どもは言葉で状況をうまく伝えられないことも多いので、親が先手を打って寒暖差に対応したい。
そこでご紹介するのが、ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤー(レインウエア)からなるレイヤリング(重ね着)。それぞれの役割や機能性と、シーンに合わせた脱ぎ着のポイントをマスターしよう。
重ね着の必須3アイテムはこれだ!
【1】ベースレイヤー
肌に直接触れる、体温調節のかなめとなるレイヤー(層)。汗冷えを防ぐ速乾性に加えて、秋から冬にかけては保温性も重視しよう。特におんぶやベビーキャリーで移動し、基本的に子どもは歩かないという場合には、保温性の高いものを着用させておくと安心。
【2】ミドルレイヤー
温かい空気をたくわえるレイヤー。行動時はある程度、通気性のあるフリースジャケット、休憩時は保温性の高い中綿ジャケットと、状況に応じて2種類を使い分けると蒸れにも冷えにも対処できる。
【3】アウターレイヤー(レインウエア)
雨や風から体を守るレイヤー。大人と同じように、透湿性防水素材を使用したアイテムが◎。セパレートタイプのレインウエアが基本だが、短時間の山行であればポンチョタイプでもOK。
ここに注意! 3つのシーン別・重ね着のポイント
【1】肌寒いとき
体幹部が冷えないよう、ベースレイヤーとミドルレイヤーでしっかり保温を。場合によってはアウターも着用し、帽子や手袋で末端からの冷えを防ごう。
【2】雨が降っているとき、風が強いとき
レインウエア着用時は蒸れやすいので、ジッパーの開け閉めなどで換気しよう。雨風が強いときは低体温症に陥らないよう、濡れ・防風・保温対策を厳重に!
【3】体を動かしているとき
子どもは大人に比べて体温が上下しやすい。暑い場合はジャケットを脱ぐなど早めに薄着にさせ、体温の上昇を防ごう。休憩時にはタオルで背中などの汗を拭き、汗冷え対策を。
必要なときにすぐ脱ぎ着して環境に適応できるのが重ね着の利点。天気や気温、子どもの体調、年齢に合わせて、こまめにレイヤリングを調整し、快適・安全にアウトドアを楽しみたい。
(エイパブ編集部・ヨシダ)
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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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