距離を走り込んでいくと、レースの記録は伸びますか?|ランニング初心者のQ&A
- 2021年08月02日
「ビギナーランニング教室」の講師も務める内山先生が、ランニング初心者の悩みや疑問にズバリ答えるQ&Aコーナー。今回は、距離を走り込んでいくと、レースの記録は伸びるのか?を聞いてみました。
距離を走り込んでいくと、レースの記録は伸びるのか?
内山先生の答え
普段どのくらいの距離を走られているのか?そのペースはどのくらいなのでしょうか?
レースの記録と走り込んだ距離とには、ある程度、相関関係があります。距離を走り込んでいれば、当然記録も伸びるはず。レースで思うように走れないということは、まだ練習が足りないのでは?レース運びに失敗しているのでは?というのが率直な感想です。
ただし、プラトー(高原現象)という伸び悩みの時期や、スタンプという一時的な記録の低下というのはたしかにあります。ひとつの練習方法に慣れてきたら、トレーニングの内容を少しずつ変えてみることも必要ですよ。たとえば、1日1時間練習するとします。1㎞を10分間で走ったとしたら、走行距離は合計6㎞になりますよね。しかし、1㎞を6分で走れるようになれば、合計10㎞も走れることになります。同じ1時間の練習でも、スピードにポイントをおいて走る練習をすれば、レースの記録も伸びるはずです。
そして、スピードをつけるにはフォームを整えることが絶対条件です。どこか1箇所に負担のかかる走り方をしていたり、体が硬くてぎこちない動きになっていたりすると、いい走りはできません。まずはストレッチで柔軟性を高めたり、スキップなどのトレーニングでリズミカルな動きを身につけましょう。
また、長い距離をゆっくり走る場合には、歩幅の狭いピッチ走法のほうが安定して走れますが、スピードを重視するとなれば、徐々にストライドを広げる練習もしたほうがいいでしょう。その場合は、モモ上げなどで脚の筋力をつけることがフォーム改善の助けになります。
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教えてくれた先生
内山雅博 コーチ
ランニングスタイルでもおなじみの、超ベテランコーチ。「ビギナーランニング教室」の講師も務め、悩める初心者ランナーの悩みにズバリ回答。幅広い層のランナーたちのレベルアップをサポートする。
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