筋肉痛にもテーピングが有効!?|芥田晃志の体も心も痛めないスゴ技炸裂塾!
- 2021年11月07日
もう少し続くレースシーズン。みなさんはちゃんとレース後のリカバリー、できていますか? 結論からいいますと、レース後の筋肉痛にも、テーピングが有効なんです。今回はそのポイントを紹介しましょう。
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筋肉痛をテーピングで和らげる方法
疲労した筋肉って、マッサージしてみると張りやこりを感じ、ストレッチしてみると硬さや突っ張る感じがしますよね。この原因は筋肉が本来あるべき長さよりも縮んでしまっているから。いい状態の筋肉は、触ったりストレッチすると柔軟性が感じられます。
それでは本題! なぜテーピングで柔軟性のある筋肉にできるのか? それはニューハレテーピングが基本的に伸ばして貼らないことにあります。
テンションをかけずに貼ることで、ヒフにシワが寄ります。そのシワによりヒフ下の筋膜にもシワが寄り、そのシワこそが筋肉をゆるめるのです。筋肉と筋膜は密接しているので、筋膜がゆるむと筋肉にも柔軟性が生まれる、という仕組みなんですね。
試しに下で紹介しているようなハムストリングスのテーピングを行ってみてください。貼る前後で前屈をして比べてみると、びっくりしますよ! 前屈しやすくなるんです。これを筋肉痛を感じる筋肉に施すと、筋肉を動かすのが少しラクになります。レース後の筋疲労時に、ぜひお試しあれ!
テーピングでリカバリー
痛みや違和感のある部位に、テンションをかけずにテーピングを張ってみましょう。張りやこりを感じにくくなりますよ。ここではモモ裏の例を紹介します!
貼りかた
<STEP1>
ヒザを曲げずに前屈し、ハムストリングスをしっかり伸ばす。ヒザの真裏にテープの始点を貼り付ける。
<STEP2>
モモ裏の違和感のあるラインに沿って、テンションをかけずにテープを貼り付け、最後に手で圧着したら完成!
教えてくれた人
テーピングトレーナー/芥田晃志さん
ニューハレテーピングトレーナー。マラソンやトレランなどの市民ランナーからトップアスリートまで、幅広い層のボディケアを行う。
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