日向涼子のやっぱり坂が好き。御岳昇仙峡(山梨県)|ロードバイクヒルクライムナビ
- 2021年11月15日
モデルでヒルクライマーの日向涼子さんが、全国各地の坂道に挑戦。今回訪れたのは、「山梨県・御岳昇仙峡(みたけしょうせんきょう)」。気になる立ち寄りグルメスポットとともに案内する。
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山梨県・御岳昇仙峡(みたけしょうせんきょう)
山も色づきはじめる秋、坂を上っているときはさわやかでも、下山は寒い時期になってきました。ますます気温が下がるこれからのウインターシーズンでも、比較的ヒルクライムを楽しめるエリアが山梨県です。
とくに、武田信玄公の本拠地でもある甲府エリアは峠の宝庫。頼りになります(!?)。そのなかでも、今回は甲府駅からアクセスがよく、しかも景観も抜群のルートを走ってきました。
史跡に囲まれた甲府駅の北口から山へと伸びる県道104号へと入り、徐々に上りが始まったかと思えば、3kmすぎから傾斜が増してその先の千代田湖までは一気に標高を上げていく感じです。道は広く路面もキレイなので走りやすく、途中に展望スペースもあるので、小休止を入れるのもいいかもしれません。
千代田湖を通過して7kmすぎに今回のメインルート「昇仙峡ライン」へと合流。ここからは緩やかなアップダウンの連続で、本気のクライマーにはやや物足りないかもしれません。でも、初心者は足を軽く休ませながらマイペースで楽しめるでしょう。
山間を抜けるルートはトンネルも多いですが、目の前が明るく開けたと思ったら奇岩が登場! 美しい渓谷美を横目に眺めながら昇仙峡ヒルクライムを満喫していきます。
最後は荒川ダム方面へ右折してゴール地点は荒川ダムの石碑前。標高差は500mほどながら、距離は16km近くあり、健脚からビギナーまで楽しめる懐の広さが魅力の峠です。
10〜11月は、ちょうど紅葉もまっ盛り。紅葉ライドを楽しみつつ、チャリたぬ君のいるカフェで非日常を感じながら昇仙峡ヒルクライムを満喫しましょう!
昇仙峡ラインは甲府駅の北側にありますが、今回は甲府駅南口にある甲府城の山手御門前からスタート。信玄公の本拠地である甲府には駅前の甲府城はじめ多くの史跡が点在しています。
コース序盤5km地点にある展望スペースからは、甲府市街が一望できる。少し上っただけで景色がひらけるのは山に囲まれた甲府ならではの特徴です。
甲府駅北口から続く県道104号に入ると上りが始まります。8km手前で昇仙峡ライン(県道7号)に合流します。
日本の特別名勝にも選ばれている昇仙峡は、いくつもの直立した岩壁がそそり立っていて、その光景は大迫力!
昇仙峡ラインは中盤以降トンネルが連続します。どれも短めですが、ライトの点灯を忘れずにしましょう。
標高700mほどに広がる御岳昇仙峡。甲府市街から続く昇仙峡ラインは、起伏の変化に飛んだルートで飽きがこない。
山梨県内に生息しているチャリたぬ君と昇仙峡ライン沿にある「カフェ テロワール(Cafe Terroir)」のお店前で遭遇しました。「サイクル天国やまなし」のマスコットは、ヘルメットとボトルを抱えた本格的なサイクリストたぬき!? このチャリたぬ君は、色違いで山梨県内に7匹います。すべて会いに行ってみよう!
標高813m、荒川ダムが今回のゴール地点です。
今回のゴール地点でもある「荒川ダム」。15km登ってきた先に広がる広大なダムの迫力に達成感もひとしお。隣接する管理事務所ではダムカードももらえるので、ヒルクライムの記念にゲットしよう。
山梨県・御岳昇仙峡のヒルクライムデータ
距離
15.7km
標高差
535m
平均勾配
3.4%(上り区間6.1%)
スタート地点
278m
ゴール地点
813m
コース概要
御岳昇仙峡のおすすめスポット
サイクリストカフェとして人気急上昇中!
昇仙峡ロープウェイなど昇仙峡の中心エリアから少し上った先の道沿いにあるカフェ「テロワール」。巨峰、シャインマスカット、桃など山梨の旬なフルーツをぜいたくに使ったパフェやピザ、サンドイッチなどを楽しめます。池には鯉が泳ぎ日本庭園を思わせるお店は、多くのサイクリストが休憩に訪れる。
カフェ テロワール
山梨県甲府市猪狩町479
TEL.070-3222-8672
荒川ダム湖畔でヒルクライム後のランチに最適
熟成された田舎味噌とカボチャがからみあった甲州ほうとうや、伝統の御岳そばなど、荒川ダムまでのヒルクライムをがんばった後のランチにオススメ。団子やあんこ餅などの甘味もあるので、ちょっとした補給の立ち寄りにもイイ感じ。冬のシーズンは熱々のほうとうがたまりませんね!
民芸茶屋 大黒屋 荒川ダム店
山梨県甲府市高町454-3
TEL.055-287-2158
今回のロードバイク&コーディネート
透明感のあるポップなカラーリングが印象的!
サイクルウエアブランドのラファともパートナーを組み、レーシーなイメージだけでなくオシャレで大人なイメージも持つ「キャニオン・バイシクル」。今回のモデルは、イギリスのサイクルウエアブランド、ラファが手がける女性サイクリストのためのイベント「ラファ100」を記念した特別グラフィックの100台限定モデルです。ジオメトリーや剛性はもちろんパーツアッセンブルまで女性にフィットするように仕上げており、実際に走ってみると、とにかく走り心地が最高でした。28Cのタイヤの恩恵もあって路面のショックが伝わってきにくく、女性向けの適度なフレーム剛性が、長く走り続けやすい印象です。彼女や奥様に「ロードバイクに乗って欲しいなあ」という男性は、自分が好きなモデルだけでなく、女性向けモデルも選択肢に入れてみてください。きっと、ロードバイクの楽しさに気づいてもらえると思います。
【ロードバイク】
キャニオン・エンデュレース ウィメン CFディスク8.0
40万9000円(完成車/送料・梱包料別)2018モデル
【ウエア】
ラファ
2018SSモデル
峠の宝庫!
「日向涼子のやっぱり坂が好き」の記事はコチラから。
※スポット情報、バイクやウエアの価格などは2018年10月(掲載時)の情報です。
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