Brand

  • YOLO
  • ランドネ
  • BiCYCLE CLUB
  • NALU
  • 楽園ゴルフ
  • RUNNING style
  • MY LIFE RECIPE
  • Yogini
  • トリコガイド

ナショナルサイクルルート「富山湾岸サイクリングコース」をmizuが体験! 

日本を代表し、世界に誇れるサイクリングルートとして2021年5月、ナショナルサイクルルートに指定された富山湾岸サイクリングコース。美しい海岸線とその向こうにそびえたつ立山連峰の絶景を眺めながら富山湾沿いに点在する観光スポットをつなぐ、爽快サイクリングコースだ。フラットなコースで初級者にも走りやすく、グルメや写真撮影も存分に楽しめる。その魅力を確かめるため、mizuさんこと今泉瑞希さんといっしょに、富山を訪れた。

▼「富山田園サイクリングコース」の記事はコチラから。

立山連峰のふもと、里山風景のなかを走る「富山田園サイクリングコース」

立山連峰のふもと、里山風景のなかを走る「富山田園サイクリングコース」

Sponsored

絶景あり、絶品グルメありの「富山湾岸サイクリングコース」

東京から北陸新幹線「かがやき」に乗って2時間ほどで富山駅へ。イメージよりもずっとアクセスのいい富山県。その富山県には、さきごろナショナルサイクリングルートにも指定された、富山湾に沿って走る富山湾岸サイクリングコースと、富山の森・里・山の魅力を楽しめる富山田園サイクリングコースが設定されている。
今回はそのうち、全長約102kmの富山湾岸サイクリングコースをインスタグラマーのmizuさんと走ってみることに。

「私、富山は自転車では初めてなんです。すっごい楽しみ!」と言っていたmizuさん。じつはこの取材の前日に富山入りし、プライベートで走ってしまったほど富山のサイクリングに興味津々だ。

「私、もともと富山が遠いっていうイメージはないんです。新幹線に乗ればあっという間。そしてほかにはない景色のなかで、こんなに素晴らしいサイクリングが楽しめる。サイコーです!」

今回取材も含め実際に走ってみて、コースを案内するブルーラインの多さにも感動したそうだ。

「案内の表示も多いし、とにかく地図を開かずに走れるのがいいですよね。サイクルラックを備えた飲食店や施設も多い。そして驚いたのがサイクルトレインの充実。県全体がサイクリストフレンドリーなのを、すごく感じます」

すっかり富山がお気に入りになったmizuさんといっしょに、その魅力あふれる絶景スポットを巡っていこう。

今泉瑞希
ロングディスタンスのトライアスロンに挑戦中の自転車女子。サイクリングが大好きで、プライベートで全国を走りまわる。ANGEL PROJECT所属。「インスタグラム(mzk_cyc)をぜひフォローしてください!」

まず海越しの立山連峰を見なくちゃ始まらない!

富山湾岸サイクリングコースは、美しい富山湾をぐるっと囲むような形で設定されている。そして富山県が誇る絶景といえば「海越しの立山連峰」だ。そびえたつ北アルプスの山々を、富山湾の青い海の向こうに眺めるその雄大な景観は、息をのむ美しさ。
それが見られるポイントは、富山湾の西側に位置している。だからアクセスポイントの富山駅に着いたら、まずは雨晴や虻ヶ島に直行したい。そしてそこから東に向けて走るのが、富山湾岸サイクリングコースの推奨ルートだ。

そして射水市の新湊エリアを経て、快適なサイクリング専用道をたどって滑川、魚津、入善といったエリアへとハンドルを向ける。
健脚なら一日でコースの最東端であるヒスイ海岸まで行けるだろうが、せっかく富山まで来て、ただ走るだけじゃもったいない。富山湾の新鮮な海の幸をはじめとする、富山の「食」も楽しみたい。

「富山は景色も素晴らしいんだけど、食べ物もすごくおいしい! 富山全体、ぜんぶおいしいです!」と、食いしん坊の(!)mizuさんも富山の食べ物を大絶賛。

またサイクリストにやさしい宿も多くあるので、そこに泊まってのんびりと富山を堪能したい。そして富山駅や新高岡駅など新幹線駅までの帰路は、サイクルトレインをうまく組み合わせると、また違った体験ができて絶対楽しい!

今回掲載した情報を参考にして、富山湾岸サイクリングコースを楽しみつくそう!

“点点サイクリスト診断”でおすすめの自転車旅をチェック!

\あなたは何タイプ?/
富山点点じてんしゃ旅

富山湾岸サイクリングコースおすすめスポット

海越しの立山連峰を見るならここ!
「雨晴海岸」

コース西端に近い「虻ヶ島」と並び、富山が世界に誇る絶景「海越しの立山連峰」が見られるお薦めポイント。11月や春先は、もっと雪山に雪が積もってさらに絶景になる!

海越しの立山連峰の撮影基地
「道の駅 雨晴」

ここには鎌倉幕府に追われた源義経が奥州に落ちのびる途中、弁慶が持ち上げた岩の陰で、にわか雨がやんで晴れるのを待ったという伝説が残る。これが地名「雨晴(あまはらし)」の由来となっている
絶景が見られる雨晴海岸にある道の駅は、サイクルステーションにもなっている。海と道路の間にJR氷見線が走っていて、運が良ければ列車と並走するシーンも。

道の駅雨晴は、サイクルラック、貸し出し用空気入れや工具が用意され、トイレの使用も自由にできるなどサイクリスト向けのサービスがいっぱい!

市場の中でとれたてを食べられる!
「氷見漁港 魚市場食堂」

早朝6時からやっている、漁港の中にある食堂。早く行くとセリの様子も見られる。Mizuさんが選んだのは氷見浜丼のはんさ盛り。はんさは氷見の言葉で「たくさん!」的な意味。いわばメガ盛り。2520円でメジナ、フクラギ、テッポウサワラのあぶり、コショウダイが山のように!

  • 氷見漁港 魚市場食堂
    住所:氷見市比美町435
    TEL 0766-72-2018

藤子不二雄Ⓐ氏のキャラクターがあちこちに
「氷見まんがロード」

忍者ハットリくん発見したよ! ©藤子スタジオ

氷見市はまんが家藤子不二雄Ⓐ氏の生まれ故郷。「プロゴルファー猿」、「忍者ハットリくん」、「怪物くん」、「笑ゥせぇるすまん」などのキャラクターに加え、「氷見のサカナ紳士録」のモニュメントがあちこちに!

足湯も楽しめる氷見漁港場外市場
「ひみ番屋街」

氷見漁港近くにある観光拠点。各種名物フードが楽しめるほか、足湯もサイクリストに人気。「廻鮮氷見前寿し」の「氷見前10貫盛り」はカマス、タチウオ、マダイ、甘エビ、フグなど「氷見前」てんこ盛りで1936円。

新鮮なお寿司をパクリ!
ライドの途中で寄りたい足湯

“点点サイクリスト診断”でおすすめの自転車旅をチェック!

\あなたは何タイプ?/
富山点点じてんしゃ旅

富山サイクリングの補給食といえばコレ
「CYCLEようかん」

店主の友人が競輪選手になったのを機に作った、サイクリングの携行食にピッタリのようかん。塩分が通常の倍入っているが食べやすく、「水分が多めなので口の中でモソモソしない」とmizuさんもお気に入り。1個162円。

富山湾のランドマーク
「新湊大橋」

越ノ潟にかかる自動車専用の橋だが、自転車をそのまま積める大型エレベーターで上って、橋の下の歩行者自転車道「あいの風プロムナード」を歩いて渡ることができる。通行料無料。

自転車は押して歩こう!

日本のベニスと呼ばれる景観
「内川沿いの町並み」

北前船の中継地として栄えた運河を中心とする内川エリアは、昭和の生活の雰囲気を残す町並み。運河の両岸に漁船が係留される風景は、日本のベニスとも呼ばれる。いろんな形に橋が架かり、それをたどるのも楽しい。

無料の渡船に乗ってみよう
「越ノ潟フェリー」

地元住民の足として運航されており、自転車を持ち込むことができる。乗船は無料で予約も不要。「ここでレトロな船に乗るっていう非日常感が楽しい! 旅感が増しますね!」とmizuさんも大はしゃぎ。

  • 越ノ潟フェリー
    住所:射水市堀岡新明神西浜208

白エビバーガーが絶品!
「道の駅カモンパーク新湊」

富山の名産、白エビをかき揚げにしてバンズではさんだハンバーガーが大人気。「見た目ほど重くなくてサイクリスト向き!」

“点点サイクリスト診断”でおすすめの自転車旅をチェック!

\あなたは何タイプ?/
富山点点じてんしゃ旅

本物の帆船を間近に見られる
「海王丸パーク」

忘れちゃいけない、富山湾は世界遺産であるフランスのモンサンミッシェル湾など世界の選ばれた湾が加盟する「世界で最も美しい湾クラブ」のメンバー。そのモニュメントや帆船・海王丸が係留される公園を絶対に訪れたい。

海岸を走るサイクリングロード
「浜黒崎海岸の松並木」

全国的にも珍しい松並木のトンネルを走るサイクリングロード。美しい松並木越しに海を眺めながら快適・安全な走行が楽しめる。

ハーバーを見ながらのランチはいかが?
「レストランSazan」

新湊大橋のたもとにある、サイクルステーションにもなっているレストランは、地元サイクリストの立ち寄りポイント。ヨットハーバーを眺めながらオシャレにランチタイム。氷見牛ステーキのBランチは2530円。

味も見た目も最高!
ランチはもちろん、スイーツ休憩にも最適です!

サイクルトレインに乗ろう!
「あいの風とやま鉄道サイクルトレイン」

珍しい取り外し式の専用ラックを備える。4月〜11月の土日のみ運行、5日前までの予約が必要。富山湾岸沿いを運行しているので、サイクリングコースまで直行! 当日のきっぷをコース沿線のお店に見せると、割引も受けられる。乗降駅が限られるなど使うのにコツが必要だが、この列車に乗ること自体がエンターテインメントだ! 絶対乗りたい!

光るほたるいかが見られる
「ほたるいかミュージアム」

富山湾はほたるいかでも有名。朝とってきたほたるいかを水槽に入れ、それが光る様子を間近で見られる発光ライブショー(3月20日~5月下旬)が大人気。シーズンには海洋深層水を使った足湯も楽しめる。

人気スイーツちんあなごのお家

“点点サイクリスト診断”でおすすめの自転車旅をチェック!

\あなたは何タイプ?/
富山点点じてんしゃ旅

とれたて海産物を買う、味わう
「魚の駅 生地」

富山湾の海の幸ならここ。レストラン「航海灯」で海鮮丼(1630円)、かにの鉄砲汁(210円)を堪能。名物ラーメンの「富山ブラック」をイメージした醤油風味の富山ブラックサイダー(210円)も試してみて!

紅ズワイガニがジューシー!

世界的にも珍しい旋回式可動橋
「生地中橋」

遮断機が下り、続いて橋が静かに持ち上がると、道路を離れ横に移動する。船が通るときだけ動く動橋。これはおもしろい! 跳ね上げ式の可動橋のような派手さはないが、メカ好き必見スポットとしてBC大推薦!

北アルプスの湧き水
「生地の清水巡り」

北アルプスの雪解け水が湧き出る「清水(しょうず)」。これを地元の人々は生活水として今も活用している。生地(いくじ)地区には全部で20の湧水スポットがあり、水質がそれぞれ異なる。水温は年間通じてほぼ11℃。

蜃気楼の名所
「しんきろうロード」

魚津市の海岸線沿いを走る約8kmの区間をしんきろうロードと呼ぶ。このあたりは春先から夏にかけて、晴れた条件のいい日に、蜃気楼が見られることで有名。海に面した開放感たっぷりの道を快適に走れる。

本物のヒスイが拾える
「ヒスイテラス」

ヒスイの原石がうち上げられることで有名なヒスイ海岸に面した観光交流施設で、サイクルステーションにもなっている。ここでは鑑定士がヒスイ海岸で拾った石がヒスイかどうかを鑑定してくれるほか、巨大ヒスイも展示。

海洋深層水仕込みの牡蠣を味わえる
「入善 牡蠣ノ星」

全国の牡蠣を海洋深層水で浄化させて提供する。海洋深層水かけ流しの水槽から取り出した牡蠣を、そのままテーブルの網で自分で焼いて食べるスタイル。生牡蠣や焼き牡蠣、カキフライなど、さまざまな食べ方が楽しめる牡蠣ノ星セットは3500円。

安全でおいしい牡蠣をどうぞ

“点点サイクリスト診断”でおすすめの自転車旅をチェック!

\あなたは何タイプ?/
富山点点じてんしゃ旅

コースと新幹線駅間のアクセス

北陸新幹線の停車するJR富山駅、新高岡駅などと、コースのあいだには少し距離がある。ここをどうつなぐかが富山湾岸サイクリングを楽しむポイントとなる。氷見市方面から朝日町方面に走る場合、本誌が推奨するのは以下のような方法だ。スケジュールに合わせて検討しよう。

道に迷う心配なし! コースの案内表示が充実

ちなみに富山湾岸サイクリングコースには、mizuさんも絶賛するコースの案内方法が採用されている。ブルーラインが7m間隔で途切れることなく続き、要所要所にはコース分岐点誘導標識が設置され、道に迷う心配がない。右左折箇所には写真のような矢印も表示されている。

サイクリストに優しい宿に泊まろう

富山県が力を入れている「サイクリストに優しい宿」事業。工具や空気入れを常備しているほか、自転車の部屋への持ち込みが可能、または専用の安全な駐輪場所を備えるなど、安心して泊まれる宿となっている。フロントに掲出された認定証が目印だ。

自転車を部屋に持ち込める宿
「海辺の宿 女岩荘」

  • 海辺の宿 女岩荘
    住所:高岡市太田雨晴海岸4764-4
    https://meiwasou.com

“点点サイクリスト診断”でおすすめの自転車旅をチェック!

\あなたは何タイプ?/
富山点点じてんしゃ旅

富山のサイクリング情報丸ごとゲット!
とやまサイクルナビ/とやまサイクリングマップ

とやまサイクルナビはコース紹介、グーグルマップと連動した見やすい地図はもちろん、サイクリストに優しい宿、レンタサイクル、さらにはグルメ情報や最新ニュースまで網羅したサイト。そのほか情報満載のとやまサイクリングマップもメチャ便利!

▼「とやまサイクルナビ」の詳細はコチラから
とやまサイクルナビ

富山湾岸サイクリングコース MAP

富山湾をぐるりと取り囲む形で海岸沿いを走る湾岸サイクリングコース。全長約102kmのフラットなコースだ。どちらから走ってもいいが推奨は氷見市方面から朝日町方面へと東向きに走るルート。

「とやまサイクリングマップ」の詳細はコチラから

 

あなたにおすすめの自転車旅を“点点サイクリスト診断”でチェックしよう!

\あなたは何タイプ?/
富山点点じてんしゃ旅

 

Share

Profile

BiCYCLE CLUB 編集部

BiCYCLE CLUB 編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

No more pages to load

x