縄文時代、八ヶ岳とその山麓は、
日本で一番、人口密度の高い土地でした。
穏やかな気候、豊かな植物、
八ヶ岳のすそ野が造る、暮らしやすい地形。
多くの人々を惹きつけた八ヶ岳の自然は
5,000年以上の時を越えた今も、
山小屋と共にあります。
そんな八ヶ岳の山小屋に泊まる
特別なプランをご用意しました。
満天の星、苔むす森、氷の芸術。
自然の恵みに包まれて
遥か縄文に思いを馳せる、
八ヶ岳の旅へ、ご案内します。
高見石小屋
販売時期:2022年10月28〜29日
縄文時代と現代の星空に違いはある? 山小屋のご主人・木村託さんによる解説を聞き、双眼鏡を持って星空観察。静寂に包まれる大自然のなかで見る夜の景色は、街中では決して見ることができないもの。
「四季の食材を食べる」、「みんなでひとつの鍋を囲んで食べる」という縄文時代の食文化をイメージし、地元食材をふんだんに使用する鍋料理を中心としたスペシャルコースをご用意。食事は、高見石小屋のシンボルでもあるレトロなランプの下で。
縄文時代中期、八ヶ岳とその山麓は日本で一番多くの人々が集まる場所だった。縄文時代の人々を惹きつけた八ヶ岳の豊かな恵みを、案内人である登山ガイドの林恭子さんとともに、五感で感じる旅。
麦草ヒュッテ
販売時期:2022年6月18日、7月9日、8月27日
ルーペを使って、小さくて深い苔の森の世界をのぞき見。苔に精通した麦草ヒュッテのご主人・島立正広さんが、種類や成り立ちなどを詳しく解説。夕食後は、見て感じた森の美しさを再現できる「苔テラリウム」づくりも。
灯油ランプでライトアップされた安らぎの空間で、苔玉おにぎりや苔スープなど、苔をイメージしたツアー特別の食事を。食後にゆっくり晩酌する時間も、至福のひととき。
ご主人の島立さんは苔愛たっぷり。日々北八ヶ岳の森を歩きながら、珍しい苔・かわいい苔・おもしろい苔を探している。森を歩きながら、「島立さんの一番好きな苔はなんですか?」と聞いてみよう。
赤岳鉱泉
販売時期:2022年1月20日〜21日、2月24日〜25日
ピオレドール賞を日本で初めて受賞した国際山岳ガイド・天野和明さんと1パーティーで行く特別な山旅。オプションで、冬山にチャレンジするために必要な道具の購入をアドバイスしてもらう「お買い物講座」も実施。
赤岳鉱泉に毎冬現れる人口氷瀑「アイスキャンディ」で、アイスクライミング体験を。初めてでも安心して挑戦できるよう、天野さんがサポート。山の遊び方がぐっと広がる体験です。
宿泊いただくお部屋はヨーロッパの山岳リゾートホテルをイメージした特別な一室。最新の睡眠科学を取り入れたコンディショニング・マットレス・西川[AiR]で、質の高い睡眠へと導く、独自の凹凸構造を体感。窓の外にそびえる赤岳を眺めながら、のんびりとしたひとときを。
館内の利用方法は受付時に教えてくれるので確認しよう。翌日のプランや天候判断など、不安なことがあればスタッフに相談を。また、備え付けのアメニティは基本ありません。
山では水は貴重なもの。節水を心がけて大切に使うことを心掛けて。また、お風呂がない山小屋も多いので、下山後の温泉をお楽しみに。
山でのゴミは、基本的にすべて持ち帰り。ニオイや液漏れなどを防ぐことのできる密閉式ビニール袋は、ひとつあると便利なアイテム。
20~21時を消灯時間に設定している山小屋がほとんど。今回のツアーでは少し遅めの消灯時間ですが、枕元にはヘッドランプの備えを忘れずに。
山小屋のトイレは自然との共存やし尿処理の課題がたくさん。水洗トイレであっても紙を流さない方式や、バイオトイレ・汲み取り式が定番。普段の便利さから少し離れて、自然との循環を考える山小屋スタイルも楽しんでみよう。
登山初心者からベテランまで、幅広い層を魅了する八ヶ岳。長野県と山梨県にまたがり、北端の蓼科山から南端の編笠山まで、その規模は約30km。茅野市内からは、北から南まで連なる山並みが一望できる。山を歩けば、数えきれないほどの植物と、息をのむような美しい景色の連続で、四季折々の表情に出会うことも。山小屋も数多く点在し、その佇まいやおいしいごはん、会いに訪ねたいスタッフさんなど、”お気に入りの一軒”がある登山者も多い。