Brand

  • YOLO
  • Yogini
  • 楽園ゴルフ
  • トリコガイド
  • ei cooking

「瞑想をするべき理由」を科学的に分析してみた

瞑想すると脳は静かに

瞑想から戻ってきた後、どんな気持ちになるだろうか。個人差はあるが、うまく雑念を流してとらわれず、静かな状態になれた時や、「今」に居続けることができた時は、穏やかで平和、何だかうれしい…という気持ちを味わったりするものだ。

では、瞑想をしている人の頭の中はどうなっているのだろう?実は科学的にはこんなことがわかっている!

01
自律神経を制御

交感神経、副交感神経からなる自律神経は、CAN(central autmomic network/中枢性自律神経繊維網)と呼ばれる脳のネットワークによってコントロールされている。ストレスを感じると、このCANが興奮するため、交感神経が高まる。瞑想は、この興奮を抑制。前頭前野のある一部の働きを高めることで、興奮を抑える。

02
脳内鎮静物質の分泌

脳内鎮静物質GABA(ギャバ)は天然アミノ酸の一つ。脳に存在する抑制系の神経伝達物質として、ストレスを和らげたり、興奮した神経を落ち着かせたりする。GABAが少ないと常にCANが興奮し続けるので、GABAの分泌は多いほうがいいのだが、GABAは脳内でしか作れない。瞑想はGABAの分泌を促すことがわかっている。GABAが分泌されると、脳の雑念が静かになっていく。

03
自分を客観視できる

瞑想をすると雑念が湧いてくるが、それに気づくことは客観視の始まり。普段は雑念にとらわれいるが、瞑想では「雑念が湧いてきた」と、その状態に気づくからだ。そして、「気づく」という客観性があれば、「流す」こともできるようになっていく。それを繰り返すことで、日常的に自分を客観視できるようになっていく。自分を俯瞰できると、自他を分け、人の言葉で落ち込むことを防いだり、自分の能力と環境を切り離して見ることができるようになる。

04
デフォルトモードを作る

私達が何かを見たり、本を読んだりと意識的に活動している時は、脳の一日のエネルギーの5%程度しか使っていない。これに対して、ボーッとして何もしていないような時は、75%ものエネルギーを消費している。最近の画像診断装置の進歩によってわかってきたことだが、これは脳のデフォルトモードと呼ばれる状態。この時、脳は得た情報を整理しているという。それによって、紛れていた情報同士がくっついて、新しいひらめきが起こったりするのだ。

05
不安にさいなまれなくなる

瞑想にはいろいろな方法があるが、「今」にいることを目指すのがマインドフルネスタイプの瞑想。人は過去を後悔し、未来を不安に思うもの。そして、なぜか過去や未来にばかり思いを馳せるクセがある。しかし、今という瞬間にとどまり、今できることを100%行う意識になれると、過去や未来のネガティブなことにとらわれなくなる…というか、過去や未来を気にしなくなっていく。マインドフルネス瞑想は、「今」にとどまることを練習する瞑想。これが日常生活でのクセになると、ポジティブな意識が増えていく。

瞑想を始めたけれど、雑念ばかりが湧いてきてイヤになってしまった…といって、続けない人は多い。けれど、雑念に気づけることは万々歳。自分の頭の中に起こったことを見始めた証拠だ。私達は、例えば外のもの音が聞こえても、それを気にせず流すことができるが、同じように湧いてきた雑念を流し、次に湧いてきた雑念を流し…とやっていくと、そのうち頭の中は静かになっていく。そんなつもりで、気長に瞑想をしてみよう。

 

監修=石井正則
いしいまさのり。医師。JCHO TOKYO新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科臨床部長。スタジオ・ヨギー公認インストラクター。テレビや雑誌など、さまざまなメディアでヨガと医療の接点を医学的、科学的に紹介している。

出典

Share

Profile

大嶋朋子

編集デスク

大嶋朋子

株式会社Lotus8編集統括マネージャー。心理カウンセリング、傾聴を学び、判断基準を「ヨガの八支則」のヤマ・ニヤマにおいて、日々、女性の心と体について知識を深めている。

大嶋朋子の記事一覧

株式会社Lotus8編集統括マネージャー。心理カウンセリング、傾聴を学び、判断基準を「ヨガの八支則」のヤマ・ニヤマにおいて、日々、女性の心と体について知識を深めている。

大嶋朋子の記事一覧

No more pages to load