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知ってるようで知らない月経の話 トレ女の保健体育1

2017/10/13

知ってるようで知らない月経の話

小学校の時、女子生徒だけが呼ばれて、保険の先生から学んだこと。それが生理。母親からも話を聞いたり、友人同士で話したりすることはあっても、なかなかきちんと生理のこと知らない人も少なくありません。例えば、そもそも生理と月経って何が違うの?それは月経は医学用語、生理は通称なのです。ここでは、そんな生理の話、おさらいしましょう。今回は、まず月経と妊娠の仕組みから。

月経と妊娠の仕組み

女性の体は毎月、妊娠できるように準備をします。排卵して精子を待ち、子宮の内膜を厚くして赤ちゃんを受け入れる準備を整えるのです。その時に精子と卵子が受精して子宮に着床すれば妊娠しますが、妊娠しなかった時には、赤ちゃんのために準備した子宮の内膜がいらなくなるので、月経として体の外に排出されます。この仕組みのカギとなるのが、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類の女性ホルモンです。女性ホルモンが月経や妊娠を促す仕組みを見ていきましょう。

卵子が卵巣から排出される排卵が起こるためには、脳からの指令が必要になります。脳内の視床下部から下垂体を経由して、「女性ホルモンを分泌せよ」という指令が卵巣に届くと、卵巣からエストロゲンが分泌され始めます。エストロゲンには子宮内膜を厚くする作用があり、分泌量がピークを迎えると排卵が起こります。すると今度は卵巣からのプロゲステロンの分泌量が増加。プロゲステロンは妊娠を継続させるためのホルモンなので、子宮内膜の血流をよくしたり体内の温度を上げたりします。

排卵の前後に精子が子宮に入ってくると、精子は子宮から卵管をさかのぼって卵子と出会い、卵子の膜を破って中に入り合体し、受精卵となります。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら6~10日かけて卵管を転がって子宮に移動。準備された厚い子宮内膜に着床して初めて、妊娠が成立するのです。ところが、妊娠していないことがわかると排卵から約10日後にプロゲステロンは出なくなります。すると今度はプロスタグランジンというホルモンが子宮内膜から出て子宮を収縮させ、内膜がはがれ落ちて月経が起こるのです。受精しなかった卵子も、子宮へと向かう間に自然に退化し、一緒に排出されていきます。

月経は妊娠しなかった時に起こるものですが、卵巣から女性ホルモンがきちんと分泌されているというサインでもあります。喜ばしい思いで受け止めると同時に、生理が3カ月来なかった時には必ず医師に相談して下さい。

 

ライター:平地紘子
出典:『Yogini』Vol.56 「女性ホルモンについてきちんと学ぼう」
監修:高尾美穂/産婦人科専門医。スポーツドクター。女性のためのクリニック「イーク表参道」副院長。イーク表参道ではマターナル(周産期)ヨガを提供している

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