ついに体験! アーユルヴェーダ「ファスティング」レポート 前編
YOLO 編集部
- 2017年05月16日
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アーユルヴェーダで考える断食とは?
断食、ファスティング。「内臓を休める」「腸をきれいにする」ことができると言われていますが、自己判断でやっていいものなのか…ちょっと自信もないし、そもそも難しそう…。でも、四六時中働き続けている内臓にお休みをあげたい! そこで今回の講座にチャレンジしてみました。
東京・東日本橋にあるヨガスタジオ「Studio+Lotus8」で行われた、2日間にわたる「ヨギーニのためのファスティング講座」。講師は、Kazuya先生。料理人、栄養士、セラピストであり、もちろんヨガインストラクターですが、南インド古典楽器 Sarasvati veena (サラスワティ・ヴィーナ)奏者でもあるという多才な方です。そんなKazuya先生の講座は無理なく、楽しくファスティングできると評判。
この講座は、1日目はファスティングの準備の日。夜に集まり、講座を受けつつ、お腹の中を減らしていく準備食を食べます。2日目はいざファスティング。日中は各自でファスティングを行って、夜に集合。回復食を食べるという流れ。2回の食事は、いずれも料理人のKazuya先生が調理してくれる有り難い構成なんです。
仕事帰り、金曜の夜スタート!
1日目:味覚のワークとアーユルヴェーダ。準備食がおいしすぎ!
1日目は、19:00-21:00の講座。Studio+Lotus8のサブスタジオ「ハスハチキッチンスタジオ」が会場です。ここには、その名の通りキッチンがあるんですね。
ドアを開けるとさっそくスパイスらしきいいにおい! でも断食の講座ですよね? この講座は、断食前の「準備食」と「回復食」つき。料理人でもあるKazuya先生自ら調理。ただし、準備食と回復食のメニューを事前に公開していません。それには理由があって「当日の気候に合わせるため」。そう、その日だけのメニュー! その日の参加者だけがいただけるんです。
今回の参加者は8名。金曜日なので仕事帰りの方が多いようで、みなさんの服装も雰囲気も「ON」という感じです。
まずは、各自に配られた「プラクリティチェック表(体質診断)」に記入。プラクリティチェックとは、アーユルヴェーダ独特の体質診断法ですが、あえて説明なしでの記入することになっています。質問項目にみんなちょっと悩んでいるようすでした。ここには体調の悩みがある人は書き出します。
ナッツを食べて味覚チェック
その後、ドライフルーツ(デーツといちじく)とナッツ(カシューナッツとアーモンド)が配られます。これは味覚のワーク。デーツを食べて、どんな感覚が得られるのか見ていきます。食べることで「聴覚」「触覚」を感じるなど、まったく考えたことがなかったので新鮮。この、先生がこだわって選んだおいしいドライフルーツとナッツは持ち帰って、断食期間中につらかったら食べてもいいとのこと。ちょっと気が楽になりました。
目からウロコのアーユルヴェーダ講義も充実
その後アーユルヴェーダについて先生のお話を聞いたのですが、私はちょっと本を読んだことがあるだけだったので驚いてばかりでした。例えばアーユルヴェーダでは一定のリズムで暮らすのが大事なこと。インドでは西洋医療と同じ立場でアーユルヴェーダの病院があること。その病院で、この日最初に記入したプラクリティチェック表が使われているそうです。出てしまった「病気」に相対する西洋医療と、その人の「体質」に注目するアーユルヴェーダ。対照的に感じました。
ついに準備食を食べる!
最後にみんなで準備食をいただきます。メニューはホウレン草のカレー/バスマティライス/サンバル/春キャベツのポリアルなどなど。デザートまであるんです! カレーといっても辛くなく、すごく優しい味。完食したら結構お腹いっぱいで、いつもの食事より満足感が。さらに先生は「いかに食べないか」ではなく、「食べたくなったら何を口にすればいいか」を説明してくださいます。その後、解散となりました。20時間後が楽しみです。
(後半に続く)
「ヨギーニのためのファスティング講座」
今後の開催予定:
5月19日(金)19:00~21:00/5月20日(土)17:00~19:00
6月23日(金)19:00~21:00/6月24日(土)17:00~19:00
開催場所:Studio+Lotus8
詳細はこちらから https://www.lotus8.co.jp/workshop/information/fasting/
ライター:幸 雅子
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