「追い風参考」ってどういう意味?陸上競技を観戦する前にしっておきたい豆知識
YOLO 編集部
- 2021年07月27日
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知っていると自慢できる陸上競技場のウンチク
東京2020のメインスタジアムで、開閉会式や陸上競技の舞台となった新国立競技場。世界中からトップアスリートが集結し、いよいよ7月末には陸上競技が開催されます。
ここでは、そんな陸上競技場にまつわるちょっとした豆知識をお届けしましょう。
日本でいう「陸上」は英語で何と言う?
日本では陸上競技、もしくは陸上としていますが、英語では「アスレチックス(Athletics)」です。いっぽう、競技場内で行う競技を「トラック・アンド・フィールド」ということもあります。
競技場が“左回り”なのはなぜ?
現在、オリンピックやパラリンピックなどで見る陸上競技場は、どれもこれも左回り(反時計回り)。お気づきでしたか?
これは1912年に国際陸上競技連盟(IAAF)が設立されたとき、ルールに左回り(左手が内側に)と記載したためなのです。ちなみに、1896年のアテネ・オリンピックなどでは右回りの開催だったといわれていますが、なぜ左回りと決められたかというと、これが調べてもなかなかわからないのです。左回りのほうが速かったという統計学的理由や、心臓が左にあるから走りやすい……など、諸説あるのが現状なのです。
「追い風」はうれしい?うれしくない?
競技場は屋外にあることがほとんどなので、当然風の影響があります。向かい風は記録が落ちるので、アスリートにとって嫌なのは想像に難くありません。
となれば、追い風は記録が伸びてうれしい!と思ってしまいますが、じつは追い風も吹きすぎると、「追い風参考記録」として公認記録にならず、それはそれで困りもの。短距離やハードル、跳躍種目で「追い風参考記録」の決まりがあるため、追い風が2.0m/sを超えると適用されてしまうのです。
何気なく聞いたことあるけど、じつは知らなかったという人もいるのではないでしょうか?これから陸上競技を見るときには、こうしたワードにも注目しながら観戦すると、またひとつ楽しくなるかもしれません。
出展:『スポーツ雑学大全』
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