美肌のための肌質改善プログラム!28日間で悩みゼロの透明肌に【薬剤師監修】
YOLO 編集部
- 2022年04月15日
陶器のような美しい肌は、いくつになっても憧れます。それ故に、肌に関するお悩みが尽きない……という方が多いのではないでしょうか。
美肌のための肌質改善は、毎日の習慣やスキンケアで実現できます。そこで今回は、肌質改善の方法について薬剤師の浅田さんに聞いてきました。
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肌質改善は28日間が勝負
肌質改善は、数日程度の短期間で達成できることではありません。
肌細胞は常に新しく生成されています。古い細胞は、新たに生まれた細胞から皮膚表面に押し上げられ、最後は剥がれ落ちるように排出されます。そうして古い肌細胞と新しい肌細胞が入れ替わるのです。
これはターンオーバー(新陳代謝)と呼ばれるもので、肌が新しく生まれ変わるためのサイクルです。
ターンオーバーの周期は、20代の正常な肌の方で約28日間だといわれています。30代だと約40日、40代だと約50日です。
そのため、肌を変えるには少なくとも28日間が必要です。言い換えれば、28日間スキンケアを徹底することで、美しく健康的な肌質に生まれ変われる可能性があります。
肌質改善4つの重要ポイント
どんなに高級なスキンケア商品を使用しても、日頃のスキンケアや生活習慣におけるポイントをおさえていなければ意味がなくなってしまいます。
今回は、肌質改善を目指せる重要なポイントを4つお伝えします。
とにかく保湿する
肌が乾燥すると、バリア機能が低下してさまざまな肌トラブルが引き起こされます。保湿ケアは、すべてのスキンケアのなかでも基本中の基本であり、最も重要なケアです。
乾燥を防いでしっかり保湿するためのポイントをご紹介します。
- 化粧水と保湿クリームは惜しみなくたっぷり塗る
- 洗顔後や入浴後はすぐスキンケアをする
- 保湿ミストをこまめに使用する
- 室内では加湿器を使用する
これらのポイントを意識しながら、毎日しっかり保湿しましょう。
良質な睡眠をとる
美肌を作るためには、睡眠がとても重要です。睡眠中には成長ホルモンが分泌されることから、肌のターンオーバーにも大きく関わっています。
睡眠のゴールデンタイムは午後10時から午前2時までだといわれているので、この時間帯には就寝しているのが理想です。午後10時が無理でも、日付が変わる前に就寝すること、6時間以上睡眠をとることを心がけましょう。
食事・サプリメントで肌にいい栄養素を意識する
日々の食事は肌を作るもととなります。肌にいい栄養素を積極的に摂ることで、高い美肌効果を得られるでしょう。そこで、美肌効果が高いことで有名な栄養素をご紹介します。
美肌を導く栄養素
・ビタミンB6
肌のターンオーバーを促し、肌の機能を正常に保つ働きがあります。豚肉、うなぎ、のり、豆類などに多く含まれています。
・ビタミンC
コラーゲンを合成し、細胞の酸化ダメージを防ぎ、メラニン色素の沈着を防ぐ働きがあります。パプリカ、キャベツ、キウイ、イチゴなどに多く含まれています。
・ビタミンE
細胞の酸化ダメージや肌の乾燥を防ぐ働きがあります。アボカド、サバなどの魚介類、ほうれん草、さつまいも、大豆製品などに多く含まれています。
・亜鉛
肌のターンオーバーに必要な酵素を作る働きがあります。うなぎや牡蠣などの魚介類、肉類、海藻などに多く含まれています。
これらの栄養素をはじめ、ビタミン・ミネラル・たんぱく質・食物繊維などをバランスよく取り入れるようにしましょう。サプリメントでカバーするのもオススメです。
紫外線対策をする
紫外線によるダメージは、乾燥・シミ・しわなどあらゆる肌トラブルの原因になります。
季節や天気を問わず、紫外線は常に放出されています。冬や曇りの日でも、外出時はUVクリームや紫外線対策グッズを使用し、できるだけ紫外線を浴びないように心がけましょう。
肌質改善には漢方薬もオススメ
肌質改善には、漢方薬もオススメです。皮膚科において、皮膚疾患の治療・肌荒れ対策・美容目的で用いられている漢方薬はいくつもあります。
漢方医学では「肌は内臓の鏡」といわれており、内臓の働きが悪くなると、血液が汚れたり、巡りが悪くなったりします。このように、全身に血液や栄養が行き渡らないことで肌トラブルを起こすと考えられているのです。
また、肌の働きは生体機能の不調と大きく関わっていると考えられています。漢方薬は、肌トラブルを治すだけでなく、体質から根本的な原因を改善させていくようにアプローチしてくれます。
肌質改善にオススメの漢方薬
桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)
シミや大人ニキビなどの肌トラブルでお悩みの方にオススメ。血の巡りをよくし、肌に栄養を行き渡らせ、ターンオーバーを促進します。
当帰飲子(とうきいんし)
冷え症で、皮膚が乾燥しやすい方にオススメ。気血を補い、肌に栄養や潤いを与えます。
漢方薬は、その人に最適な生薬の組み合わせでないと効果がないだけではなく、副作用が起こる場合もあります。大切なのは、自分に合った漢方薬を選ぶことです。
最近、話題になっている「あんしん漢方」では、薬剤師などの医療チームがAIを利用し、「オンライン漢方相談」を行っています。こうした相談窓口を利用して、漢方に詳しい薬剤師に相談してみるといいでしょう。
「自分に効く漢方と出会いたい」、「お手頃価格で不調を改善したい」という方にぴったりです。
毎日のケアで自慢の肌を守っていきましょう
28日間の肌質改善プログラムといっても、28日経って肌がキレイになったらやめていいというわけではもちろんありません。
美肌を保つためには、毎日のケアを積み重ねていく必要があります。今回ご紹介した肌質改善のポイントは簡単に実践・継続できることなので、ぜひすぐにでも始めてみてくださいね。
<監修者>
薬剤師 浅田麻希
2009年に薬剤師免許を取得。有名皮膚科クリニックで研修を受けたのち、門前薬局で勤務。また、漢方専門病院にて漢方医師の指導を受けながら東洋医学の知識を深める。漢方でダイエット・妊活成功の経験あり。
現在は健康・美容や東洋医学に関する知識を活かし、薬剤師ライターとして漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。
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