朝ランがおすすめの理由とは?忙しいランナーのためのランニング方法
YOLO 編集部
- 2022年05月13日
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疲れているけど走りたい!朝と夜どっち?
仕事は忙しいけれど、走りたい! 時間を捻出するなら仕事前の「朝ラン」と仕事後の「夜ラン」、どちらがいいのか。迷っているなら「脳の疲れ」のことをちょっと考えてほしいのです。
忙しい日々を送る現代人は「脳の疲れ」からさまざまな不調を引き起こしやすいもの。改善するには、脳内物質で“ハッピーホルモンの異名を取る「セロトニン」の分泌を促すことが有効です。そのポイントとなるのが、太陽の光とリズム運動。太陽の光が強すぎない(3000ルックス程度)、午前中が最も適しています。ということは…朝日を浴びながら、リズム運動のランニングをすることが効果的。つまり「朝ラン」がおすすめです。
太陽光でセロトニンを活性化
そもそもセロトニンは、規則正しい生活の中で活性化される物質。でも、過度な脳疲労や多忙なスケジュールによって生活リズムが乱れてしまうと、セロトニンの分泌が抑制されます。とはいえ、特に働き盛りの人にとって規則正しい生活は、なかなか習慣化できないのが現実。だから、そういう人こそ「朝ラン」を味方につけてほしいのです!
上手に取り入れることで、セロトニンを意識的に活性化でき、乱れてしまった体内リズムを改善。頭の疲れだけでなく、心身ともに元気を取り戻せるはずです。
無理は禁物。疲れ切っている人は休む!
ただし、肉体的なハードワークが重なっているのに無理して走るのは禁物。下の「脳疲労の原因」をチェックし、該当した場合は朝ランを取り入れてみましょう。
朝ランで改善する脳疲労の原因
- いつも深夜まで起きている
- 起床時間、食事の時間が不規則
- 睡眠時間が5時間未満
- 薄明かりをつけて寝る
- 外出をあまりしない
- パソコン・スマホが手放せない
- オフの日はダラダラ過ごしてしまう
- 過度なプレッシャーを抱えている
- 他者との競争心が強い
- 支配欲が強い
脳疲労の人が抱えやすい不安
- 怒りっぽい
- 不安感・恐怖心が強い
- お酒やタバコに依存
- 対人恐怖
- 不眠
- 無気力
- 病気になりやすい
思い当たることがあった人。「朝ラン」スタートしてみてはいかがでしょうか?
朝ランの時のスピードの目安は、3kmを7〜8分/kmで走る程度。それで十分。腹筋を使ってスッスッスッハッ〜と三呼一吸(3回吐いて1回吸う)から始め、息が上がってきたらスッスッハッハッと二呼二吸(2回吐いて、2回吸う)にすると効果が倍増します。
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出典:『RUNNING style』Vol.99「走るなら、どっち?」
監修:有田秀穂(東邦大学名誉教授・脳生理学者・医師・セロトニンDojo代表)
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