いびきで気まずい思いをしていない?いびき解消と予防のツボ
YOLO 編集部
- 2022年07月12日
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いびきは、あなたの心身へ影響する
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生に、ツボ押しできれいになる方法を教えてもらう、この連載。今回は、「いびき解消のツボ」がテーマです。
いびきは、自分では気づきにくいもの。でも、彼とお泊まりした日、あなたがいびきをガーガーかいていたら、彼は眠れない上にがっかり。「おまえ、いびきかいてたぞ」なんて言い合える仲だったら問題ないですが、まだつき合い始めのカップルでは、いびきのことを言い出せない彼は気まずくなり、よそよそしい彼にあなたは不安になる…。なんてことが起こってしまい、お互いに悲しい気持ちになってしまうかもしれませんよね。
それに、いびきは自分自身の睡眠の質も下げてしまい、放置しておくと、体の不調も引き起こしてしまいかねません。
そうした、心身への影響が大きいいびき。この記事をきっかけに、ツボ押しで解消しましょう。普段から気にかけておくことで、予防にもつながりますよ。
いびき解消と予防のツボは肺、胃と関係
まず、いびきを止めるツボはどこでしょうか?真理先生、教えて下さい。
「いびきに効くツボは、中府(ちゅうふ)。これは、肺のツボで、鎖骨から指1本分下にいったところにあります。それから、人迎(じんげい)という胃のツボも、いびきに効きます。首にあり、のど仏から指2本分外側に位置します。人迎を揉むと、いびきを防止できますよ」
そもそも、いびきの原因は?
いびきの原因の多くは、自律神経のバランスの乱れです。
「交感神経が働いている時は、気道が開いているんですね。でも、就寝してリラックスし、副交感神経が働くと、気道が収縮して狭くなる。気道が狭くなると、空気抵抗がだんだん大きくなっていき、その時に生まれる振動音がいびきになるのです」
それでは、いびきは、気道を空気が通っている音ということでしょうか?
「そうですね。それが振動音になっていびきを生じると言われています。いびきをかきやすいのは鼻詰まりの方、太っていてノドにも脂肪がつき、気道が狭くなっている方など。飲酒・喫煙や、寝る直前の飲食も、いびきの原因になります」
応急処置として真理先生が教えてくれたのは、横を向いて寝ること。
「寝ている時に舌がノドに落ちて、それで気道が狭くなることからも、いびきになります。横を向いて寝ると、舌が左右のどちらかに落ちるので、気道を確保できるし、いびきが止まるんです」
また、気になるのは、いびきをかいている多くの人が、口を開いて寝ていることと、真理先生は指摘します。
「口を開いて寝ると、ノドが乾燥して風邪をひきやすくなります。口を閉じて鼻呼吸で寝たほうが、免疫力が上がるのです。口に細いテープを縦に張って寝ると、口が開かず、いびきはストップできますよ」
睡眠時無呼吸症候群につながるいびき
また、いびきはうるさいとか、ノドが乾燥するなどの気持ち悪さが残る他に、放っておくと睡眠時無呼吸症候群になっていくことがあります。睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まる、もしくは止まりかける状態が繰り返される病気。無意識のうちにも寝苦しさを感じ、寝不足になってしまうので、昼間の眠気による事故や、生活習慣病の引き金になる可能性があります。ですから、いびきは早めに対処したいのです。
いびきが体に与えるよくない影響は意外にも大きいですが、自覚をして適切な対処を心がければ、解消できるようです。
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ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー
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