歩く瞑想のやり方とは?「今」という状態に集中するマインドフルネスの効果
YOLO 編集部
- 2022年09月16日
今のありのままを観察する
私達の思考は多くの時間、過去や未来のことを考えており、あまりにも「今」にとどまっていません。そのため、後悔やまだ見ぬ不安にさいなまれて、自分の力や自分らしさを発揮できていないのです。
マインドフルネスとは「今」という状態に集中し(とどまり)、100%「今」を味わうこと。昨今、マインドフルネスが注目されているのは、過去や未来に振り回されず、今にとどまることの意味深さが見直されているからです。
また、集中状態を作るその前に、落ち着いた、余裕のある自分に戻してくれるのも、マインドフルネスの効能。心身が安定した結果として、集中を高めやすくなります。
マインドフルネスの状態を練習している時、たとえ焦りを感じても、ひと呼吸置いて、ザワザワした自分の心の状態や、いつもと違う身体感覚にまず気づき、観察しましょう。そうすると落ち着いてきて、次に何をすればいいのかも見えてくるはず。順番に一つずつ取り組めばいいのです。
気分転換&五感を開く瞑想「歩行瞑想」
座って瞑想するのが苦手な人や、気分を変えたい時にもオススメなのが「歩行瞑想」(歩くことにフォーカスすること)です。
ゆっくりと小さな歩幅を保ち、意識的に歩いて、自分の歩行を丁寧に観察します。初めは足裏にフォーカスし、地面や床に着いたり離れたりする感覚を感じましょう。歩くことから意識が外れて雑念が浮かんだら、それには取り合わず、また淡々と身体感覚に意識を戻せば問題ありません。
外を歩く場合は、今の状態をありのまま観察する瞑想にも最適。足裏に集中して、まず自分の心身を落ち着かせたら、風や音、季節感、歩いてくる人など、全身の感覚を使って観察。さまざまな瞬間との一体感を味わいましょう。
これらを続けていくことで「今ここ」にいることができるようになると、普段の生活でなんとなく感じていた不安感や焦燥感が、いつの間にか減っていっていることに気づくでしょう。
そして、自分の五感への刺激に気づくようになり、感受性が高まっていることを知るはずです。
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ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.56/「切り替え上手になれるマインドフルネス瞑想法」
監修:長谷川洋介
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