トレーニング後のお酒はNG?飲酒と筋肉の関係とは?
YOLO 編集部
- 2022年11月21日
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だいお酒でトレーニングの効果が台無しになるって、ホント?
引き締まった筋肉をつけたい!そう思ってトレーニングに励んでいるなら、ぜひ知っておきたいのが、お酒と筋肉の関係。トレーニング後に飲むお酒は最高~。でも、お酒って、筋肉に悪いの?トレーニング後に飲むのはNG?そんな疑問を一挙に大解決!
そもそも筋肉は、どうやって引き締まって大きくなるの?
トレーニングによって刺激を受けた筋肉は、筋肉組織の一部が破壊されます。すると、その破壊されたところを修復しようと、成長ホルモンやテストステロンなどのホルモンが分泌され、タンパク質やビタミンB群、ビタミンC、マグネシウムや亜鉛などの栄養、そして休息によって修復され、元の組織より少し大きく成長します。これがいわゆる「超回復」と言われる仕組み。超回復を繰り返すことで、筋肉が引き締まり、大きくなるのです。
そんなトレーニングによる筋肉増強の仕組みに、待ったをかけるのがお酒。お酒によって筋肉の成長が妨げられ、筋肉が破壊される理由を見てみましょう。
筋肉の「分解が促進」される!
筋トレで引き締まった筋肉が作られるのは、筋トレによって分泌される成長ホルモンのおかげ。ところが、筋トレ後にお酒を飲むと、筋肉を分解して脂肪の蓄積を促す働きのあるコルチゾールというホルモンが分泌されてしまいます。つまり、成長ホルモンが分泌されても、その働きは相殺され、筋肉の成長は阻害されてしまうのです!
筋肉の「成長が抑制」される!
筋トレによって分泌されるホルモンの一種、テストステロンは、筋肉を増やして脂肪を燃焼させる働きがあります。筋トレ後、飲酒しなければ、成長ホルモンとともに分泌され、筋肉増強を促すのですが、飲酒によってテストステロンの分泌が妨げられてしまいます。コルチゾールによって筋肉の分解が促される上に、筋肉増強を促すテストステロンが減ってしまうのだから、成長ホルモンも力及ばず、筋肉増強には至らないというわけです。
アルコールの分解にタンパク質が消費されてしまう
お酒を飲むと、体にとってはその分解・解毒が最優先。そこで大量のタンパク質が消費されるため、タンパク質を強化していても、筋作りにまで行き届かなくなります。飲酒量が多ければ多いほど、必要なタンパク質の量も増えるため、筋トレによって傷ついた筋肉は修復されることなく、やせ細ってしまう可能性も!
筋肉の脱水症状のリスクがアップ
お酒には利尿作用があり、合わせてミネラルバランスが乱れやすくなります。もし、トレニング後に水分を摂らずにお酒ばかりをたくさん飲んだなら、筋肉も脱水状態に陥る可能性大!このような状態では、当然回復はもちろん、運動機能も低下してパフォーマンスもダウンします。もし、レースや大会前なら、最低でも48時間はアルコールを控えましょう。
お酒を飲むなら、トレーニングオフの日に。どうしてもトレーニング後に飲みたいなら、グラス1杯程度にとどめ、十分な水分、タンパク質やミネラルなどの栄養素も補給することをお忘れなく!
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- Credit :
- ライター:藤岡操/編集者、フードコーディネーター
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