“何時間眠るか”よりも、“何時に寝るか”が重要!ホルモンバランスを整える睡眠の取り方
YOLO 編集部
- 2023年05月01日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、前回の「女性ホルモンと睡眠についての関係」を受けて、ホルモンバランスを整える眠り方についてのお話です。
体内リズムが狂うとホルモン分泌に影響が
スマホやパソコンなどから出るブルーライトを浴びている私達の体内リズムは、狂いやすくなっています。体内リズムが狂うと、その影響をダイレクトに受けるのがホルモン分泌です。真理先生に、ホルモンバランスを整えるためのアドバイスをもらいました。
「乱れてしまったホルモンバランスをリセットするには、半年間ぐらいかけて、寝る時間を一定にしていきましょう。一定の時間に寝ることが大事で、ホルモンバランスが乱れている方は、なるべく夜10時ぐらいまでにはベッドに入るように心がけていくと、だんだんバランスが整ってくるようになります」
不規則な生活は女性ホルモンの敵
女性ホルモンのバランスを整えるためには、睡眠時間はどれぐらい取ればいいのでしょうか?
「理想はやっぱり7時間ですね。6時間だと、もう“睡眠負債”が生まれてくるといわれていますので」
近年注目が集まっている“睡眠負債”。一日につき6時間ほど睡眠を取っていても、実際は少しだけ睡眠が不足しているため、その影響が積み重なっていく場合があるというのです。ただ、睡眠について真理先生が重視するのは、量よりも時間帯です。
「“何時間眠るか”よりも、“何時に寝るか”のほうがやはり重要。もし仕事が忙しくて明け方に寝てしまうと、もうホルモン自体が正常に分泌されにくくなってしまうんです。一定の時間に寝ることが重要ですね」
毎日同じように、規則正しく寝るのが大切なんですね。
「そうですね。女性ホルモンは、不規則や多忙がすごく苦手です。ホルモンバランスが乱れている方は、遅くとも夜10時までにはベッドに入り、最低でも7時間連続して睡眠を取るといいですね」
夜型生活で多忙な人が睡眠時間を確保するのは難しいですが、体調を大きく左右するホルモン分泌を整えるには、規則正しい睡眠が必要になるようです。
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ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー
参考サイト:NHKスペシャル『睡眠負債が危ない』
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